新築戸建ての土地探し!良い土地探しのポイントについて

「さあ、家を建てよう」と思っても、すぐに家が建つわけではなく、建て終わるまでにはさまざまな過程をふまなくてはいけません。まず土地が無ければ家は建てられません。今回は、これから戸建を建てようと思っている方のために、失敗しない土地の探し方について解説します。

日当たりの良さについて

日当たりは気にする方が多いと思います。日当たりが悪いと、家にとっても人にとっても良くありません。周りが更地である場合には、土地購入の際に日当たりを気にすることはないかもしれませんが、将来的にはどうでしょう。自分の家の周りに家が建つ場合、どのくらい日当たりが遮られますか? マンションなどがこの先建つような計画、または広い土地などは近くにありませんか。日当たりを気にされる方は、現在の状況だけでなく、今後の計画についてなども必ず確認するようにしましょう。

道路とどう接しているか、どんな道路に面しているか

戸建てを建てる場合、土地は道路に面していることが多いと思います。土地と道路の関係では、いくつか探し方のポイントとして覚えておいて欲しいことがあります。

  • 道路がある方向はどうか(玄関の向きによっては他の家に日陰を作ってしまうことも考えられますので、シミュレーションしてみましょう)
  • 交通量はどうか(大きな幹線道路だと常に渋滞が起こっていて、車の出し入れが不便だったり、夜中でも騒音があったりします。お子様がいる場合などは、事故の可能性についても配慮する必要があります)
  • 道路の幅はどうか(工事の際に車両が入れるかなどもポイントです)

土地の形状のいろいろ

土地探しをしていて、真四角ではなく台形だったり、隣の土地との高低差があったりする土地に出会うことがあります。条件のいい土地もありますが、そのような土地は安く販売されている可能性が高いものの、建てる際に余計な金額がかかってしまう場合もあります。
土地が真四角ではなくても、古くても、傾斜があっても、いい家は建ちます。しかし、その分費用がかかってしまうことがあるのです。例えば隣との高低差があったり、古い土地などは擁壁工事費用が高くなる可能性があったり、道路と土地との高低差がある場合には土地と道路の間に階段やスロープをつける工事が発生する場合もあります。一見安いと思いがちですが、トータルで考えることが大切です。

地盤の状況について

例えば川、池、沼の近くや、元々が川、池、沼だった土地、盛土(「もりど」。傾斜地や低地を平らにするために土を盛ること)のされた土地などは、地盤が弱い可能性があります。地盤が弱い土地にそのまま家を建てると、将来傾いてしまう心配もあり、補強工事が必要になってきます。
詳細な地盤調査は土地購入後でないとできませんが、不動産業者がデータを持っていないか、これまでの建物がどうだったかなど、わかる範囲で確認してみましょう。地盤調査会社が、サイト上に参考となる過去のデータを開示していることもあります。

間口の広さについて

戸建ての場合、主要道路が面している幅のところを間口と言います。間口の面に駐車場やリビングなどが来る場合が多いですので、必然的に広い間口が必要になります。間口がせまいと家全体も外から見た場合に狭く感じることが多いです。自分の家族構成や駐車台数、やりたい間取りをあらかじめ考えておいて、間口にはどのくらいの長さが必要か考えてから土地を探してみると分かりやすいでしょう。

インフラ設備はどうなっている?

戸建ての土地の探し方のポイントとして、見落としがちなのは、インフラについてです。上下水道が既に導入されているのかどうかは非常に重要です。自分でやらなくてはならない場合、工事費用がかかります。一見外からは見えない部分なので、注意しておきましょう。

理想の家にするためにはどのくらいの土地の広さが必要か?

土地が先か家が先か。悩ましいところです。理想の家を建てるために必要な土地を買うのか、買った土地に合う家を作るのか。家が先の場合には、その家が入る土地を買うのですが、ぎりぎりで隣とくっつきそうなくらいの土地ではなく、余裕を持った土地を買わなくてはなりません。土地をまず探すのではなく、家と土地の広さのバランスを考えながら進めていくのが良いでしょう。

家を建てるためには、それに合う土地が必要になってきます。土地は専門家でないと分からない部分も多くありますが、それでもマイホームを建てるのですから、少しでも土地に関する知識があった方がいいでしょう。