落ち着く寝室の作り方!押さえておきたいポイント5つ

落ち着く寝室をつくるには、リラックスできるポイントを押さえることが大切です。

この記事では、ぐっすり眠れる寝室をつくりたい方向けに、落ち着く寝室のつくり方について「一から叶える寝室づくり」「今から誰でもできる寝室づくり」に分けてご紹介します。

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一から叶える新築・リフォームをするときの落ち着く寝室づくりの工夫

一日の疲れを癒す大切な空間、寝室。新築やリフォームのめったにないタイミングだからこそ、しっかりと間取りや内装にこだわって部屋づくりを行いたいものですよね。

落ち着く寝室づくりには3つのポイントがあります。

  • 間取り・配置で心地よい空間をつくる
  • 光・音・温度をコントロールして快適な環境を整える
  • 内装・インテリアで心安らぐ空間に

    早速、詳しく見てみましょう。

    今だからできる間取り・配置設計

    寝室は、安らぎを感じられる静かな場所にあることが理想です。

    寝室の位置

    騒音の影響を受けにくい、奥まった場所に配置しましょう。リビングや水回りから離すことで、生活音を気にせず安眠できます。

    寝室 間取り

     

    窓の配置と種類

    朝日で目が覚めやすい東側の窓や、夏場に寝室が暑くなる原因となる西側の窓には注意が必要です。

    断熱性や遮光性の高い窓を選んだり、遮光カーテンを組み合わせたりする工夫も重要です。

    ハイサイドライト(高い位置にある窓)や横すべり出し窓などを取り入れると、プライバシーを守りながら採光や換気を取り込むことができます。

    広さと動線

    1人なら4.5~6畳、2人なら6~8畳が一般的ですが、ベッドのサイズや他に置きたい家具を考慮して広さを決めましょう。

    ベッドの周囲に最低60cmの通路を確保することで、スムーズな動線が生まれます。

    コンセントの位置

    寝室 コンセント

    ベッドサイドでスマホを充電したり、スタンドライトを使ったりするのに便利なよう、コンセントはベッドを置く場所に合わせて計画しましょう。

    家具で隠れてしまわないように、事前に家具の配置を想定しておくことが重要です。

    光・音・温度をコントロールして快適な環境を整える

    寝室の快適さを決めるのは、内装だけでなく「環境」です。

    間接照明を上手に配置

    リラックス効果を高めるために、暖色系の光(電球色)がおすすめです。

    天井の照明だけでなく、間接照明やフットライトを組み合わせた「多灯照明」にすることで、用途に合わせて明るさを調節でき、落ち着いた雰囲気を演出できます。

    寝室の照明を考える時には、どんな照明をどのように配置するのか、まで考えるようにしましょう。

    関連記事:「熊本の注文住宅」照明特集~照明の選び方~

    防音対策

    外部の騒音や、家の中の生活音を遮断するために、防音性の高い壁材や二重窓の導入を検討しましょう。

    寝室 カーペット

    断熱・調湿機能で快適に

    夏は涼しく、冬は暖かい寝室にするために、断熱対策は非常に有効です。

    また、調湿機能のある珪藻土や調湿タイルなどを壁材に使うことで、一年を通して快適な湿度を保てます。

    内装・インテリアで心安らぐ空間に

    心地よい寝室は、色や素材選びも重要です。

    癒しの壁紙・床材を選ぶ

    ベージュ、グレー、ブラウン、淡いブルーやグリーンなど、心身を落ち着かせてくれる色合いがおすすめです。

    壁の一面だけ色や素材を変える「アクセントウォール」を取り入れると、ぐっとおしゃれな空間になります。寝室

    収納をしっかり設けてすっきりとした空間に

    寝室は、衣類や寝具を収納する場所でもあります。ウォークインクローゼットを隣接させたり、造り付けの収納を設けたりすることで、生活感が出にくく、すっきりとした空間を保てます。

    関連記事:「熊本の注文住宅」寝室デザイン集めました

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    今から誰でもできる落ち着く寝室づくり

    一から新築やリフォームで自分だけの寝室がつくれるに越したことはないですが、時間も費用もかかりますよね。

    でも、ご安心ください。

    大掛かりな工事をしなくても、今ある寝室をぐっと居心地の良い空間に変えることは可能です。

    手軽に誰でもすぐに実践できるポイントは主に5つです。

     

    • 落ち着いた色を選ぶ
    • 快適に眠れるレイアウト
    • 快適に眠れるベッドを選ぶ
    • リラックスできる照明計画
    • 視覚以外のリラックス要素も取り入れる

      寝室

      落ち着く寝室をつくる上で、配色計画は欠かせません。どのような色を取り入れれば落ち着く寝室になるのか、チェックしてみましょう。

      派手な色は入れない

      寝室には派手な色を入れないことをおすすめします。派手な色とは、赤やオレンジ、黄色や水色など明るいビビットカラーのことを指します。

      これらのビビットカラーは空間を華やかにする色ですが、人を覚醒させる効果もあります。

      落ち着く寝室には不向きといえるため、取り入れるのであれば別の空間のほうが相性が良いでしょう。

      落ち着く寝室の作り方におすすめの配色はアースカラー

      寝室はアースカラーで構成するのがおすすめです。

      • ベージュ
      • 茶色
      • モスグリーン   など

        自然を連想させる色は、見る人をリラックスさせてくれます。

        白の壁にベージュやモスグリーンのアクセントクロス、布団は茶色系など、色をバランスよく取り入れてみてください。

        また、黄色やオレンジ、青といったビビットカラーも、グレーが混ざったくすみ系カラーにすれば、落ち着いた印象になります。

        お子さまの寝室や落ち着きと明るさを兼ね備えたい寝室では、くすみ系カラーを取り入れるのも良いかもしれません。

        関連記事:リメイクシートの失敗しない貼り方! 剥がす際に失敗をしないための準備もご紹介

        快適に眠れるレイアウト

        落ち着く寝室にするには、レイアウトも重要なポイントです。ベッドや家具を配置する上で押さえておきたい点について、見てみましょう。

        季節・朝日の時間に合わせてベッドの位置を調整

        ベッドの位置は、朝日が直接当たらない場所が良いでしょう。とくに夏場は朝早い時間から日が昇るため、朝日が直接降り注がない位置にベッドを置くことをおすすめします。

        窓側にベッドを置くレイアウトは見かけることも多く、心地良い位置ではありますが、朝日が窓から入る間取りの場合は避けたほうが無難です。

        狭い寝室では閉塞感を大切にする

        寝室の広さが6畳以下の場合「どうにかして空間を広く見せたい」と考える方が多いかと思います。

        しかし寝室はあえて閉塞感を演出して、「おこもり感」を出すのも、良いアイデアです。

        おこもり感があることで、「個人スペース」「自分だけの場所」という意識が芽生えます。その結果、寝室のリラックスムードが増すでしょう。

        おこもり感を演出するには、お気に入りの物で部屋を埋めたり暗めの配色にしたり、ベッドを壁とチェストで挟んで入り口が視界に入らないようにしたり、といった方法が有効です。

        快適に眠れるベッドを選ぶ

        落ち着く寝室にするには、ぐっすり眠れるベッドを選びましょう。快適に眠れるベッドとはどんなものなのでしょうか。

        大きければ良いとは限らない

        ベッドのサイズは大きい方がゆったり眠れます。しかし寝室が狭い場合、大きなベッドを置いてしまうとそれだけで部屋がいっぱいになってしまうかもしれません。

        ベッドは体のサイズと寝室の広さに合わせて選ぶことが大切です。

        ベッドのデザインにも着目

        ベッドのデザインにも、こだわってみましょう。たとえば、ベッドのヘッドボードに棚がついているデザインであれば、小物類を枕元に置けます。ヘッドボードがクッション素材でできているタイプは、ホテルのようなリッチな寝室を演出するのにぴったりです。

        寝室が狭い場合は抜け感のあるシンプルなデザインが良いでしょう。ナチュラルな雰囲気が落ち着く方は、木の風合いがたっぷりのベッドを選ぶのがおすすめです。

        このように、ベッドのデザインによって寝室の印象も変化します。自分が落ち着くと感じる寝室にはどのようなベッドが合うのか、じっくり検討してみてください。

        リラックスできる照明計画

        落ち着く寝室づくりには、照明の場所やタイプも大切な要素です。ここからはリラックスできる照明計画について、見ていきましょう。

        視界に直接入らない工夫を

        照明には人を覚醒させる効果があります。

        メインの照明と間接照明を使い分けられるようにしておくと、よりリラックスできる空間となります。

        また、間接照明であっても、なるべく視界に直接入らないように位置を調整してみてください。

        おすすめの照明の位置は、足元といった低い場所です。低い位置の照明は雰囲気ある空間づくりに役立ち、ベッドに寝転んだ際も光りが視界に飛び込みにくくなります。

        照明の色にも注目

        寝室の照明の色は暖色系がおすすめです。オレンジ色の照明は空間を柔らかい印象にしてくれます。温もりを感じられるため、リラックスをしたい寝室に適した存在です。

        メイン照明を設置する場合は、暖色系の照明を積極的に選んでみてください。

        視覚以外のリラックス要素も取り入れる

        これまでご紹介した落ち着く寝室づくりのポイントは、視覚的な要素がほとんどです。視覚以外の五感でも、落ち着くポイントを取り入れてみましょう。

        リネンの肌触り

        ベッドの布団や枕の肌触りも、落ち着く寝室づくりでは欠かせないポイントです。肌に触れたときに心地良いと感じられるよう、季節に合わせたリネン素材を選んでみてください。

        たとえば、夏であれば冷感タイプ、冬であれば柔らかな毛布などが心地良いと感じるのではないでしょうか。人によっては「重たい布団が好き」「軽い布団のほうがよく眠れる」などの違いもあるかと思います。

        自分がどのような布団が好きなのか向き合ってみた上で、リネンを選びましょう。

        落ち着く香り

        寝室アロマ

        香りは人の心を左右します。リラックスできる香りを寝室にまとわせれば、落ち着いた状態で眠りにつけるでしょう。

        寝室にぴったりの香りはラベンダーとされていますが、大切なのは自分が心地良いと思えるかどうかです。優しい香りよりも刺激的な香りを「落ち着く」と感じるのであれば、寝室に取り入れても問題ありません。

        落ち着く香りは人それぞれです。自分がぐっすり眠れそうな香りを選び、より良い眠りを呼び寄せましょう。

        心地良い音楽

        寝室に心地良い音楽を流してリラックス効果を誘うのも良い方法です。アコースティックギターの曲やオルゴール、たき火や水流のBGMなど、自分が落ち着くと思える曲に、就寝前は耳を傾けてみてください。

        落ち着く寝室の事例

        落ち着く寝室をつくるにあたって、お手本にしたい部屋をチェックするのは良い方法です。ここからはアイウッドがお手伝いをした住まいの、寝室の事例についてご紹介します。

        どれも落ち着いた雰囲気が漂う寝室ばかりのため、ぜひ参考にしてみてください。

        ラグジュアリーな雰囲気がある寝室

        ヘリンボーンの壁をアクセントとして取り入れた事例です。床材とベッド、ヘリンボーン壁の色が合っており、シックでラグジュアリーな印象の寝室が完成しました。

        事例の詳細はこちら

        好きな物に囲まれた寝室

        こちらはご自身の居室とベッドルームを併用した事例です。私物を置いて、大好きな空間づくりを実現しました。ベッドと居室部分が隔たれているため、おこもり感も出ています。

        事例の詳細はこちら

        集中部屋と隣接した寝室

        デスクスペースと寝室を兼用した事例です。ベッドの向こう側にはデスクスペースが設置されており、壁と扉で仕切られています。

        壁や扉が室内にありますが、壁の一部が開いているため閉塞感を与えません。

        事例の詳細はこちら

        温かな雰囲気漂う寝室

        オレンジとブラウンで配色した寝室です。温かな雰囲気が漂う、優しい印象の空間が完成しました。壁に取り付けた間接照明が、ラグジュアリーな印象を空間に与えます。

        事例の詳細はこちら

        リビングと同じ広さの寝室

        リビングと同じ広さを有した寝室です。大きなベッドを置いても広々としており、心地良い開放感を与えてくれます。壁掛けのテレビも設置してあるため、休みの日はベッドから出ずにそのままゴロゴロ……なんて贅沢な時間も楽しめます。

        事例の詳細はこちら

        落ち着く寝室の作り方を知りぐっすり眠ろう

        落ち着く寝室をつくるには、配色や照明などに意識を向けることが大切です。また、それ以外にも香りや音など、目から入る内容以外のリラックス要素も取り入れたほうが良いでしょう。

        落ち着く寝室をつくりぐっすり眠れば、また翌日も元気に頑張れるのではないでしょうか。