熊本で注文住宅を建てるときの相場は?土地付き、坪数別の価格相場まとめ

「家を建てる」と聞くと、多くの人が「一生に一度の大きな買い物」として、期待とともに少しの不安を感じるのではないでしょうか。

この記事では、熊本での注文住宅を建てる際の費用相場や、実際に家を建てた人たちの年齢・年収データから、マイホームがあなたの理想を「カタチ」にできる身近な選択肢であることをご紹介します。

さあ、不安を期待に変え、あなたの理想のマイホームに一歩近づくための情報を一緒に見ていきましょう。


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熊本県で注文住宅を建てる時の価格相場

土地込みの注文住宅費用相場はいくら?

住宅の費用は、土地の有無によって大きく異なります。

ここでは、すでに土地を所有している「注文住宅(建物)のみ」の場合と、これから土地を探す「土地付き注文住宅」の場合に分けて、それぞれの費用相場を詳しく見ていきましょう。

注文住宅(建物)のみの相場

注文住宅の完成期間は平均どのくらい?流れと短縮のポイントを徹底解説

住宅金融支援機構の2024年度調査によると、土地をすでに所有している方や実家を建て替える場合の熊本県の注文住宅(建物のみ)の平均建築費は約3,607万円です。

全国平均の約3,932万円と比較すると、熊本県では比較的安価に建てられる傾向にあります。

しかし、これはあくまで平均値です。

建物の仕様やグレード、使用する建材、設備、依頼するハウスメーカーや工務店によって費用は大きく変動します。

また、2023年度の熊本県における平均建築費は約3,477万円だったことから、2024年度にかけて約3.74%上昇しています。

これは、近年の人件費や資材費の高騰が影響していると考えられます

注文住宅を検討する際は、これらの費用変動も考慮に入れることが重要です。

土地付き注文住宅の相場

熊本市 土地価格

土地の購入から始める場合、費用は「土地取得費」と「建物建築費」の合計となります。

同調査によると、熊本県での土地付き注文住宅の平均費用は約4,371万円です。

内訳は、建物の平均建築費が約3,468万円、土地取得費が約903万円となっており、全国平均と比較して土地取得費が安価な点が特徴です。

しかし、土地の価格はエリアによって大きく異なります。

特に熊本市中央区など人気エリアは坪単価が非常に高く、全体の費用を押し上げる要因となります。

一方、郊外や地方では比較的安価な土地を見つけやすい傾向にあります。

ご自身のライフスタイルや予算に合わせて、慎重に土地を選ぶことが重要です。

熊本市の区別でみた土地価格の相場

「家を建てる」と決めたとき、次に直面するのは「どこに建てるか?」という、土地探しの悩みではないでしょうか。

住みたいエリアによって、暮らしやすさも、予算も大きく変わってきます。

熊本市中央区、東区、西区、南区、北区のそれぞれの土地価格の相場と特徴についてまとめました。

関連記事:熊本市の土地価格を徹底解説!区別の特徴や地価相場、失敗しない土地の選び方も紹介

熊本市中央区の土地価格の相場

熊本市中央区の土地価格を徹底解説!購入前に知っておきたいポイントを紹介

熊本市中央区は、熊本城や繁華街を擁する熊本市の中心地であり、平均坪単価が約41.89万円と市内でも最高水準です。

この高い地価は、交通の便が非常に良く、商業施設やオフィス、行政機能が集中していることから、高い需要があることを示しています。

市電やバス路線が発達しているため、自家用車がなくても生活に困ることはありません。

職住近接を叶えたい方や、都心での便利な暮らしを求める方にとって最適なエリアと言えるでしょう。

また、公示地価が上昇傾向にあるため、購入後の資産価値が安定しており、将来的に売却する際にも有利になる可能性があります。

投資としての側面も魅力的です。

一方で、坪単価が高いため、土地の広さはコンパクトになりがちです。

また、都心ならではの交通渋滞や騒音のリスク、そして旧河川跡や低地では浸水リスクもあるため、ハザードマップの確認は欠かせません。

利便性と活気を享受したい方には最適な選択肢となるでしょう。

関連記事:熊本市中央区の土地価格を徹底解説!購入前に知っておきたいポイントを紹介

 

熊本市東区の土地価格の相場

熊本市東区ってどんなエリア?

熊本市東区の土地価格は、市内で中央区に次ぐ水準にあり、平均で25.12万円/坪です。

このエリアは、市電や国道57号(熊本東バイパス)による利便性の高さが魅力です。健軍や尾ノ上といった中心部に近いエリアは、商業施設やアクセスが良好なため地価が高めです。

特に健軍エリアは坪単価が約42.76万円、尾ノ上は閑静な住宅街でありながらも約36.03万円と、人気がうかがえます。

一方で、長嶺や小山といった新興住宅地や郊外エリアでは、比較的安価な土地を見つけることができます。

長嶺エリアは約21.06万円/坪、小山エリアは約19.83万円/坪と、広めの土地を確保しやすいため、ゆとりのある戸建住宅を検討している方に適しています。

ただし、東バイパス沿いでは交通量が多く、騒音のリスクがあるため、住居の向きや遮音対策を考慮することが重要です。

大通りの近くを検討する際は時間帯を変えての現地確認がポイントとなりそうです。

関連記事:熊本市東区の土地価格を徹底解説!購入前に知っておきたいポイントを紹介

熊本市西区の土地価格の相場

熊本の土地価格が上がっている理由とは?地価ランキングや注文住宅の費用負担を軽くする方法を解説

熊本市西区は、熊本市西区の住宅地公示地価は平均23.09万円/坪で、中央区・東区に次ぐ地価水準です。

価格と利便性のバランスが取れたエリアとして注目されています。

熊本駅周辺では再開発が進んでおり、特に熊本駅西口や田崎市場周辺は地価の上昇傾向が顕著です。

一方、花園や池上エリアは緑豊かな環境と利便性を両立しており、子育て世代に人気があります。

また、小島エリアでは坪単価が比較的安価なため、広い土地を取得して平屋やドッグラン付きの家を建てることも現実的です。

全体的に見ると、熊本市西区の土地は手の届きやすさと、市街地へのアクセス、自然環境のバランスが魅力です。

再開発による将来的な資産価値の上昇も期待できるため、住まいとしての魅力だけでなく、資産としても将来性のあるエリアと言えるでしょう。

ただし、海に面した沿岸低地や白川流域では、津波や浸水リスクの確認も忘れてはいけません。

関連記事:熊本市西区の土地価格を徹底解説!購入前に知っておきたいポイントを紹介

熊本市南区の土地価格の相場

熊本市南区緑川

熊本市南区は、市内5区の中で比較的リーズナブルな価格帯にあり、平均坪単価は約18.95万円です。

この価格帯の魅力は、予算を抑えつつも50〜80坪といったゆとりのある土地を確保しやすい点です。

特に富合町や城南町といった郊外エリアでは、坪単価が10〜15万円と手頃なため、広い庭付きの家やドッグランのある家づくりも現実的になります。

一方で、出仲間や近見といったエリアは、市中心部へのアクセスがいいことから、坪単価は20万円台前半とやや高めです。

しかし、利便性と広さを両立させたい方には適しています。

また、南区は都市部にはない静けさや豊かな自然も魅力で、公園や温泉といった憩いのスポットが身近にあります。

さらに、計画中の南連絡道路が開通すれば、九州自動車道へのアクセスが大幅に改善し、将来的な資産価値の向上も期待できるでしょう。

ただし、白川や加勢川沿いの低地では、浸水リスクを考慮した地盤改良費用などを事前に確認することが重要です。

関連記事:熊本市南区の土地価格を徹底解説!購入前に知っておきたいポイントを紹介

熊本市北区の土地価格の相場

熊本市北区ってどんなエリア?

 

熊本市北区は、市内の中で最も手頃な価格帯に位置しており、平均坪単価は約16.89万円です。このリーズナブルな価格帯が最大の魅力で、予算を抑えつつも、庭付きの一戸建てなど、ゆとりのある暮らしを叶えたい方にとって理想的なエリアと言えます。

特に、麻生田や武蔵ヶ丘エリアは、文教地区と商業施設のバランスが良く、JR利用で市内中心部へもアクセスしやすい利便性があります。一方、龍田エリアでは坪単価が15万円前後とさらに手頃で、広々とした土地を確保しやすいのが特徴です。また、熊本大学や高専が近いため、将来的に賃貸に出すなど「出口戦略」を考えたい方にも適しています。

自然豊かな環境と価格の手頃さ、そして将来性も期待できるバランスの良さは、単なるコストパフォーマンス以上の価値を北区にもたらしています。のびのびと子育てをしたい方、心地よい暮らしを求める方にとって、北区は魅力的な選択肢となるでしょう。

関連記事:熊本市北区の土地価格を徹底解説!購入前に知っておきたいポイントを紹介

 

人生の転機と住まいの選択〜年齢が語る「マイホーム取得」の今〜

あなたは、「マイホーム」と聞いて、どのような人を思い浮かべますか?

多くの方は、「結婚して子どもが生まれた30代の夫婦」といったイメージを持つかもしれません。

しかし、実際のデータを見てみると、そのイメージは変わりつつあるようです。

表は、住宅を取得した人々の年齢構成を示しています。

 

注文住宅(建物)を購入した年齢

注文住宅(建物) 全国平均 熊本県
24歳以下 28人 0人
25〜29歳 192人 3人
30〜34歳 330人 5人
35〜39歳 435人 8人
40〜44歳 421人 8人
45〜49歳 371人 6人
50〜54歳 315人 6人
55〜59歳 321人 5人
60〜64歳 343人 2人
65歳以上 516人 10人

 

土地付き注文住宅を購入した年齢

土地付注文住宅 全国平均 熊本県
24歳以下 138人 2人
25〜29歳 845人 11人
30〜34歳 1,130人 18人
35〜39歳 1,144人 33人
40〜44歳 952人 28人
45〜49歳 636人 9人
50〜54歳 447人 13人
55〜59歳 363人 8人
60〜64歳 293人 4人
65歳以上 382人 10人

参考:住宅金融支援機構 フラット35利用者調査 2024年度集計表

 

注文住宅、そして特に土地付きの注文住宅の購入が、特定の年齢層に限定されたものではないことがわかります。

30代・40代が中心の「住宅購入」

全国のデータを見ると、やはり30代から40代前半が住宅購入の中心層であることがわかります。

特に、35歳から39歳の層が最も多く、人生の転機である子育て世代が、生活の基盤として住まいを求めている様子がうかがえます。

これは、土地探しから始める「土地付き注文住宅」のデータでも同様の傾向が見られます。

注文住宅で自分たちのライフスタイルに合った家を建て、子育てや将来を見据えた住まいづくりを考える方が多いことが考えられます。

ライフステージの変化が住まい選びを後押し

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一方で、注目すべきは、65歳以上の層が非常に活発に住宅を取得しているという点です。

全国では、この年齢層が最も多くの住宅を購入しています。

これは、「定年後の暮らしに合わせて住み替える」「子どもたちが独立した後のコンパクトな住まいを求める」「相続や資産整理の一環として」など、人生のセカンドステージにおける多様なニーズが反映されているのかもしれません。

土地付きの注文住宅では、この傾向はやや落ち着きますが、それでもシニア層のニーズが確実に存在しています。

終の棲家として、バリアフリーや日当たりといった具体的なこだわりを実現するため、一から家づくりを行うケースも増えているようです。

熊本県の「住まい選び」の特徴

熊本県では、特定の年齢層に集中するのではなく、幅広い年齢層にわたって住宅が購入されていることが特徴です。

特に、土地付きの注文住宅においては、40代前半(40〜44歳)が最も多く購入しており、子育て世代が自分たちの理想の住まいを実現するために、土地探しからじっくり取り組んでいる様子がうかがえます。

このように、住まい選びは、単なる購入行為ではなく、それぞれのライフステージや将来のビジョンを形にするための重要な選択肢となっています。

「理想の家」は夢じゃない? 年収から見るマイホーム取得のリアル

住宅とお金事情

マイホームを建てるとなると、「年収はいくら必要だろう?」と考える方は多いのではないでしょうか。

住宅ローンの返済や日々の生活費を考えると、誰もが気になる点です。

ここでは、注文住宅を建てた方々の世帯年収のデータから、その実態を探ります。

注文住宅(建物)の場合

注文住宅(建物)の購入した世帯年収に注目してみましょう。

注文住宅(建物) 全国平均 熊本県
200万円以下 45世帯 1世帯
200〜300万円 158世帯 2世帯
300〜400万円 367世帯 5世帯
400〜500万円 690世帯 15世帯
500〜600万円 540世帯 10世帯
600〜700万円 452世帯 7世帯
700〜800万円 309世帯 5世帯
800〜900万円 206世帯 3世帯
900〜1,000万円 152世帯 2世帯
1,000万円以上 89世帯 0世帯

参考:住宅金融支援機構 フラット35利用者調査 2024年度集計表

 

全国のデータでは、年収300万円から800万円と幅広い層が家づくりを行っており、特に300万円台から500万円台がボリュームゾーンを形成しています。

一方、熊本県では、平均世帯年収が全国平均を約67万円下回る584.6万円となっています。

これは、比較的年収が落ち着いた層でも、注文住宅を建てることが可能であることを示唆しています。

特に400万円台から500万円台の層が全体の約半分を占めており、手の届く価格で理想の家づくりをする人々が多いことがわかります。

土地付き注文住宅の場合

次に、土地探しから始める「土地付き注文住宅」を購入した世帯年収データを見てみましょう。

土地付注文住宅 全国平均 熊本県
200万円以下 3世帯 0世帯
200〜300万円 72世帯 1世帯
300〜400万円 308世帯 11世帯
400〜500万円 1,287世帯 49世帯
500〜600万円 1,113世帯 24世帯
600〜700万円 1,042世帯 18世帯
700〜800万円 779世帯 8世帯
800〜900万円 542世帯 9世帯
900〜1,000万円 330世帯 4世帯
1,000万円以上 854世帯 12世帯

参考:住宅金融支援機構 フラット35利用者調査 2024年度集計表

 

全国では、土地代が加わるため、年収400万円から700万円の層が中心となり、平均年収も高くなります。

しかし、熊本県では、平均年収が616.3万円と、全国平均を100万円以上下回ります。

これらの違いは、熊本県の地価や建築費が全国平均よりも比較的安価であることや、地域の経済状況が背景にあると考えられます。

「理想の家」を建てるという夢は、年収にかかわらず、決して遠いものではないのかもしれません。

大切なのは、ご自身のライフプランに合った選択をすることです。

次の一歩を、アイウッドと踏み出しませんか?

ここまで、家づくりのさまざまなデータや情報を一緒に見てきました。
「理想の家」を思い描くあなたの心には、期待や希望とともに、まだ小さな疑問や不安が残っているかもしれません。

しかし、その一つひとつにじっくり向き合うことこそが、後悔のない家づくりの第一歩です。

私たちアイウッドは、数字やデータだけでは語れない、お客様一人ひとりの「理想の暮らし」を大切にしています。

ホームページでは、土地探しから始めたいという方に分譲地情報も多数掲載していますので参考にご覧ください。

 

まずは、あなたの大切な夢を私たちに聞かせてください。

家づくりのプロが、あなたの疑問や不安に寄り添い、共に解決策を探します。

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