お風呂でのリラックス方法は?
自宅でリラックスした時間をすごすのに、お風呂はとても重要な役割を担っています。お風呂でゆっくりとくつろいだ時間をすごして、その後の睡眠を心地よいものにするためにも、今回はリラックスできる入浴方法をお伝えします。
リラックスできるお風呂の温度
42~45度程度くらいの熱いお湯は、交感神経が刺激されるので活動的になります。なので、朝、出かける前にシャワーを浴びるときは熱いお湯がおすすめです。でも、仕事や学校から帰ってきて、お風呂でゆっくりとリラックスしたいときは、熱いお湯は向いていません。熱いお湯は心臓に負荷がかかり、むやみに心拍数が上がってしまうこともあります。リラックスしたいときは38~40度程度のぬるめのお湯が最適です。
リラックスするなら全身浴より半身浴
全身浴は、血行がとてもよくなり、体が短時間で温まります。すっきりとした気分になりますが、体にかかる水圧が強いので、あまりリラックス効果はありません。
夜、ゆったりと心身の疲れをいやすために入浴する場合は、体にあまり水圧がかからない半身浴を取り入れてみてください。半身浴をする際は、お風呂のフタを半分閉めた状態にして、湯温が下がりすぎないように注意しましょう。
また、雑誌やお水を持ち込んでひとりの時間を楽しみながら行うのがおすすめです。細かい文字を追ったり、難しい考えごとをするとかえってつかれるので、綺麗な風景の写真を眺めたり、簡単な旅行レポを読んだりするのがよいでしょう。
半身浴をする時間は、20分程度が目安です。ラジオやテレビなどを持ち込んで、1時間も2時間もお風呂につかるのはおすすめできません。体に負荷がかかりすぎたり、湯温の調整がうまくできずに体を冷やしたり、のぼせたりしてしまうことがあるからです。安全に効果的なリラックスタイムを過ごすためには、ほどほどの時間にとどめておくことも大切なのです。
入浴時間と入浴タイミングについて
夕食の前にまずお風呂という場合もあるかもしれませんが、それではせっかく温まった体が、就寝前に冷えてしまいます。かといって、入浴直後は、体が火照って布団を暑く感じることもあります。
なので、入浴は就寝の1時間ほど前にすませるのがちょうどよいでしょう。入浴自体にかかる時間もありますから、就寝予定時間の1時間半~2時間ほど前に入浴を始めるのがベスト。
入浴後、髪や顔のお手入れをすませて、心地よい音楽を聴いたり、同居人がいれば同居人と会話をしたりした後、翌日の準備をして就寝するといった流れがおすすめです。入浴後にテレビやパソコンなどを見始めてしまうと、ついつい夜更かししてしまったり、脳が刺激されて目が冴えて、寝むれなくなってしまったりすることもあります。入浴後には、目を酷使する娯楽は控えるようにし、心地よい睡眠を取れるよう脳はあまり刺激しないようにしましょう。
一日の終わりにお風呂でゆっくりとリラックスすることは、その後の眠りの質にも大きく関わってきます。次の日に疲れをのこさず、しっかりと心地よい睡眠を取るために、かしこく入浴しましょう。