注文住宅で後悔しない「風呂」づくり完全ガイド
- お役立ちコラム
せっかくの注文住宅なのに、浴室が寒かったり狭かったりしては台無しです。風呂は家族みんなが毎日使う「リセット空間」。断熱・動線・掃除のしやすさまでプラン段階でしっかり押さえておくことで、10年先もリフォーム要らずの快適バスライフを実現できます。
この記事では、工法の選び方・レイアウト・断熱換気・最新設備・コスト管理まで、徹底解説します。
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注文住宅の風呂が暮らしを左右する理由
バスルームは一日の疲れをリセットする“癒やしの核”です。肩まで湯に浸かることで副交感神経が働き、短時間で心身が整います。
動線面でも「帰宅→脱衣→入浴→洗面→ランドリー」がスムーズなら家事時間は確実に短縮され、家族全員のストレス軽減につながります。
加えて、冬場に温度差が大きい浴室はヒートショックの危険が高まるため、高断熱仕様と浴室暖房乾燥機をセットで計画すべきです。
断熱浴槽や節湯シャワーを選べば光熱費を抑え、防カビ仕様やバリアフリー設計は将来のリフォーム費用や資産価値にも好影響をもたらします。
つまり“快適・安全・家事ラク・コスト削減”を同時にかなえるカギが、注文住宅の風呂づくりなのです。
注文住宅のお風呂の種類
注文住宅で「どんな浴室にするか」を考える際、まず決めるべきはベースとなる工法です。
選択肢は大きく分けて「ユニットバス」「在来工法」「ハーフユニット」の3つ。
ここでは、それぞれの特徴を“コスト・デザイン自由度・メンテナンス性”の観点で整理します。
ユニットバス(システムバス)
ユニットバスは、浴槽・床・壁パネルを工場で一体成形し、現場で短時間に組み立てる方式です。水密性が高く、漏水トラブルがほとんど起きません。施工期間も 1〜2 日程度と短いため、仮住まいの負担を抑えられます。床や壁に継ぎ目が少ないのでカビが付きにくく、日常の掃除はスポンジで軽くこする程度で済みます。加えて、メーカー保証が長いことからランニングコストも安定します。ただし規格寸法の制約があるため間取りの自由度は限定的で、パネル仕上げでは高級タイルほどの質感は得にくい点がデメリットです。価格は 1 坪サイズでおおむね 60〜120 万円です。
在来工法(タイル貼り・モルタル仕上げ)
在来工法は、床・壁・天井を現場で完全に造作するフルオーダー方式です。大開口の窓や坪庭を取り込むなど、デザインの自由度は群を抜いています。タイルや天然石、ヒノキ浴槽など素材の選択肢も豊富で、まさに唯一無二の空間を実現できます。一方で、防水と断熱の性能は職人の技量に左右されやすく、施工品質を確保するための監理が欠かせません。工期は 3〜4 週間と長く、コストは 150〜300 万円程度と幅があります。また、タイル目地の汚れ落としやシーリングの打ち直しなど、メンテナンスには手間がかかります。
ハーフユニットバス
ハーフユニットバスは、浴槽と床をユニット部材、腰から上の壁と天井を現場仕上げとする方式で、ユニットバスの防水性と在来工法のデザイン自由度を両立します。下部はユニットバス同等の水密性能を備え、上部はタイルや珪藻土で意匠を調整できるため、機能性とデザイン性のバランスに優れます。断熱浴槽やミストサウナなどの最新設備も導入しやすく、在来工法に比べてメンテナンスが簡単です。ただし、製品ごとのサイズや色柄の選択肢が限られ、完全オーダーほどの自由度はありません。費用は 1 坪で 100〜180 万円前後が目安です。
選択の目安
・「掃除がラク」「工期と予算を抑えたい」ならユニットバス。
・「景色を切り取る大開口」「天然木の浴槽」など強いこだわりがあるなら在来工法。
・「デザインとメンテのバランス」「室内の統一感」を重視するならハーフユニットバス。
将来のランニングコストやリフォーム費、そして毎日の掃除にかける労力まで考慮すると、多くの家庭ではユニットバスかハーフユニットが採用されています。
ただし、住宅そのものが“作品”になるような邸宅や、温泉宿のような非日常空間を求めるなら在来工法の価値は計り知れません。
注文住宅のお風呂サイズとレイアウトの決め方
家全体の間取りがどれだけ自由でも、浴室が狭すぎたり動線が悪かったりすると日々の快適さは大きく損なわれます。ここでは「サイズ」と「レイアウト」の決定手順を五つのステップで整理します。
家族の入浴スタイルを把握する
小さなお子さまと一緒に入る期間が長いなら、洗い場に親子が横並びできる 1620(1.25 坪)以上が安心です。
大人が交代で入る、または一人で静かに浸かりたい場合は 1616(1 坪)でも十分ですが、浴槽は内寸 1100 mm 以上を目安にしましょう。
高齢の親と同居予定なら、介助スペースを確保できる 1624(1.5 坪)や 2024(2 坪)が望ましいです。
ランドリー・脱衣所との一体設計を検討する
「脱いですぐ洗濯機へ」「干してすぐ収納」という動線をつなげると家事が時短できます。
浴室暖房乾燥機を使って部屋干しする場合は、脱衣室とランドリールームを引き戸で仕切り、湿気を制御しやすいレイアウトにします。
窓・ドア・配管位置を図面に落とす
窓はプライバシーと断熱を両立できる腰窓(床から 1 m 以上)か、高窓(天端 2 m 以上)が基本です。視線を気にせず自然光と換気を確保できます。
ドアは引き戸にすると開閉スペースが不要になり、洗面所側の収納計画が立てやすくなります。
給排水配管は最短ルートで垂直に落とすと詰まりや漏水のリスクが減り、床下点検も容易です。
梁・柱・階段との取り合いを確認する
階浴室の場合、構造梁が天井高を圧迫しないかをチェックし、必要に応じて天井点検口をオフセットします。
階浴室では階下の耐力壁配置や配管スペースが制約になるため、設計者と早い段階で打合せしてください。
収納・乾燥・暖房をセットで考える
シャンプー類はインセット棚(埋め込みニッチ)にすると床置きが減り、掃除がラクになります。
タオル収納は脱衣室側の壁厚を利用した可動棚に集約すると生活感を抑えられます。
浴室乾燥と床暖房を同時に導入する場合は、ブレーカ容量と換気系統(2 4 時間換気との連動)を忘れずに確認しましょう。
サイズ選定の早見表
・1616(1 坪) :単身・夫婦二人暮らし。掃除や光熱費を最小限に。
・1620(1.25 坪):子育て世帯の標準。洗い場にゆとり。
・1624(1.5 坪) :将来の介助やダブルボウル洗面と連動するプランに。
・2024(2 坪) :ビューバスや坪庭を取り込むラグジュアリー志向。
浴室は「家族構成」「家事動線」「設備容量」「構造制約」の四つを同時に満たすサイズ・位置を選ぶことで、日々の使いやすさとランニングコストのバランスが取れます。
図面上で数字を決めたら、段ボールやマスキングテープで原寸大の洗い場・浴槽を再現し、動きをシミュレーションするのがおすすめです。
体感してから最終決定すれば、完成後の「思ったより狭い」「動線が遠い」といった後悔を大幅に減らせます。
注文住宅のお風呂デザインの選び方
浴室は毎日使う空間でありながら、家族や来客の目に触れることも多い場所です。デザインと素材をどう選ぶかで、入浴時間の満足度も掃除の手間も大きく変わります。ここでは「色・質感・照明・アクセサリー」の四つの視点から、失敗しない選定ポイントをまとめます。
カラーコーディネートは “3色以内” を基本に
・ベースカラー:白や淡いグレーなど、面積の大きい床と壁に採用して清潔感を演出します。
・メインカラー:浴槽や一面だけのアクセントパネルに濃色を入れると、空間が引き締まり高級感が出ます。
・アクセントカラー:タオルやボトル類の色をそろえるだけで統一感が生まれ、雑多な印象を防げます。
壁・床材は “メンテナンス性と質感” のバランスで選ぶ
・樹脂パネル(ユニットバス標準):継ぎ目が少なく掃除がラク。光沢タイプは明るく、マットタイプは落ち着いた雰囲気になります。
・磁器質タイル(在来・ハーフユニット対応):汚れが染みにくく高級感あり。大判サイズを選ぶと目地が減り、掃除が大幅に簡単になります。
・天然石やヒノキ:見た目と香りは抜群ですが、定期的な浸透性コートやあく抜き処理が必要です。ランニングコストを理解したうえで採用しましょう。
浴槽素材で “入浴感” が変わる
・人工大理石:表面がなめらかで保温性が高く、カラーバリエーションも豊富です。傷が付いても研磨で補修できます。
・アクリル:軽量で価格が控えめ。光沢感が強いのでモダンなテイストに向きます。
・鋳物ホーロー:金属ベースにガラス質を焼き付けるため熱が逃げにくく、浴槽内のお湯が長時間ぬるくなりません。重量があるため、梁サイズや2階設置の可否を構造計算で確認してください。
照明計画で “ホテルライク” を演出する
・天井ダウンライト3灯+湯面側の間接照明を基本にすると、影ができにくく肌がきれいに見えます。
・調色機能付き LED を選べば、朝は白色光で目覚めやすく、夜は電球色でリラックスといった切替えが可能です。
・電球色 2700〜3000K がリラックスモード、昼白色 4000K 前後が身だしなみチェックに適しています。
アクセサリーと水栓金具は “素材感” をそろえる
ステンレスヘアラインの水栓にクロームメッキのタオルバーを合わせると、統一感が失われます。金属色は「ステンレス調」か「クローム調」かを事前に決め、小物も同系色で統一してください。マットブラックや真鍮色は汚れが目立ちにくく、インダストリアルやヴィンテージテイストとも相性が良好です。
浴室デザインを成功させるコツは、①色数を絞って空間を整える、②素材ごとのメンテナンス手間を理解したうえで質感を選ぶ、③照明と金物の“光の質”をそろえて統一感を出す――この三点に集約されます。ショールームを見学するときは、実際の照明下で色味や質感を確認し、掃除のしやすさをスタッフに必ず質問してから決定しましょう。
注文住宅のお風呂の事例を紹介
家づくりの仕上げを左右するお風呂は、毎日の疲れを癒す“わが家だけのリトリート”。ここでは、デザイン性と機能性を両立した4つの実例をご紹介します。理想のバスルームづくりのヒントとして、ぜひご覧ください。
ストライプ壁がアクセントの遊び心あふれるバスルーム
爽やかなストライプ柄が空間のアクセントに。清潔感のあるホワイトと組み合わせることで、ほどよい個性と明るさを演出しています。
グレートーンで統一したホテルライクなバスルーム
グレーの壁が特徴のバスルームです。余計な装飾をそぎ落とすことで、ラグジュアリーホテルのような落ち着きを実現しました。
介護負担を軽減するリフト付き特殊浴槽
こちらは介護施設の施工例です。スタッフの負担軽減と利用者の安全性向上を目的に、リフトで上下できる特殊浴槽を採用しました。限られたスペースでも導線を確保し、メンテナンス性にも配慮しています。
家事動線を極めたランドリー一体型バスルーム
ランドリールーム、洗面室、クローゼットを一直線に配置しました。洗濯〜乾燥〜収納までの流れを短縮し、朝の身支度や掃除もスムーズに。忙しい共働き世帯におすすめな間取りです。
熊本の注文住宅アイ-ウッド
他社が断った理想も、諦めません。熊本で50年、8000組が選んだ“わがまま”が叶う家づくり。
「お客様に、マイホームをずっと好きでいてほしい。」
「ずっと住みたいと思ってほしい。」
その想いを胸に、アイ-ウッドは一人ひとりの理想をかたちにしてきました。
熊本に根ざして約半世紀、8000棟以上の実績を誇る「アイ-ウッド」。
熊本の気候風土を熟知し、高品質でありながら手頃な価格で、あなただけの住まいを実現します。
他社では難しいとされたご要望も、
「それ、やってみましょう」から始まる家づくりで、私たちは本気で向き合います。
アイ-ウッドで実現した実例
①食卓とは別に、仕込み用の厨房を設置したい
キッチンカーで駆け回るイタリアンシェフ。食卓とは別に、仕込み用の厨房を設置した例。「予算内で、希望をどう実現できるか」を考え抜きました。
②夫の遊び心を受け入れてくれた隠し扉の設置も好評
「体育館のような家に住みたい」、そんな野望を抱いていたご主人。隠し扉に趣味の部屋…遊び心に溢れた余白の多い家に仕上がりました。
③土足で暮らすというセオリー外の家づくり
ずっと土足で暮らす、納得の品質、かつ予算内で、家族ならではの暮らし方を大切に守り、育てる家を実現しました。
一人ひとりのライフスタイルに寄り添い、「そんなことまでできるの?」という理想を、一つひとつ形にしてきたのがアイ-ウッドです。
家づくりは、人生の中でも特別なプロジェクト。
だからこそ、誰よりも本気で向き合うパートナーを選んでほしい。
どんな想いも、まずは私たちにぶつけてみてください。
「それ、やってみましょう」から始まる家づくりを、私たちはご一緒します。