子育てがしやすい家の条件とは?おすすめの設備・間取り15選!

理想の家を手に入れたけれど、実際に住んでみたら

「もっと使いやすくすればよかった」

「ここにあの設備をつけたほうがよかった」

といった後悔が出てくることもあります。とくにお子さんがいる家庭の場合、子どもが小さいうちは気づかなかったけど、大きくなるにつれて暮らしにくさを感じる……といったことも少なくありません。

そこでこの記事では、家づくりで後悔をしないために「子育てがしやすい家の15の条件」についてご紹介します。

これから家づくりを考えている方は、ぜひ参考にして、ストレスフリーな暮らしを実現してください。

関連記事:子ども部屋の快適なレイアウトとは?必要な広さやきょうだいがいる場合。

リビングと繋がる別室

お子さんがいる家庭ではリビングと繋がる別室があると便利です。
別室はお子さんの遊び場、もしくは勉強部屋に。そして大人はリビングで家事をしたりのんびりしたり、在宅仕事をこなしたり。

大人とお子さんが別々のことをしていても、同じ空間にいられるため、お互いに安心感が生まれます。

土間収納

近年、家づくりの際に取り入れるご家庭が増えている、土間収納。

靴の収納スペースとして使えるだけでなく、ベビーカーを畳まずにそのまましまえたり、外遊びグッズを置けたり、または家の中に持ち込みたくない部活動の道具や泥汚れのついたアウトドアグッズ、大きなゴルフバッグなど、収納に迷うアイテムを置いておくのにちょうど良い場所です。

対面キッチン

対面キッチンがあることで、お子さんの様子を見守りながら料理ができます。

お子さんが小さいうちはリビングに1人でいても危険がないかを確認しながら、ある程度大きくなったらキッチンカウンターを取り付けて、お子さんの宿題を見ながら料理を……なんて使い方をしてみてはいかがでしょうか。

家族が団欒(だんらん)をしているときに、料理をしている自分だけ蚊帳の外、といったさみしいこともなくなりますよ。

1階で家事が終わる間取り

家事は1階ですべて完結できるような間取りにしておくと、「子どもを見ながらの家事」の負担が減らせます。

たとえばランドリールームを設置すれば、洗濯・干す・アイロン・たたむが1つの部屋で完結。

さらにランドリールームとファミリークローゼットが続く間取りにすれば、収納までがワンアクションです。洗濯物はお日さまにあてたい、という方は、物干しを1階に持ってくるのも手です。

バルコニーやウッドデッキなど、1階でも洗濯物を干せる場所があると、重宝します。

スマートキー

家づくりの際に見落としてしまいがちですが、意外にも、あとあと「つけておけばよかった」と後悔をする方も多いのがスマートキーです。

スマートキーがあれば、赤ちゃんを抱っこしたまま、重たい買い物袋を持ったまま、鍵を探す必要がありません。

日常に頻出するストレスを軽減できるため、これから家づくりをする方はスマートキーを選択肢に入れることをおすすめします。

広めの洗面所

お子さんが中学生くらいになると、朝の身支度に時間がかかるようになります。

洗面所を占拠されると、大人でもついイライラしてしまう方もいらっしゃると思いますが、朝の洗面所渋滞をなくすために、これから家を作る方は、洗面所を広く設計しておくことをおすすめします。

とくに洗面ボウルは余裕があれば2つ並べられると◎。家族の身支度動線が重なったときのストレスが少なくなるだけでなく、洗濯物の漬け置き用&日常使い用といった使い分けもできます。

リビング階段

リビング階段も、子育て世帯に人気な間取りの1つ。
リビング階段をつけて吹き抜けにすることで、1階と2階で別々に過ごしていても、家族同士の繋がりを感じられます。

また、リビングを通らないと自室&外出ができないようにすることで、お子さんの様子が把握できるのもおすすめの理由です。親に内緒でこっそり家から出てしまう、といった不安もなくなります。

滑りにくい床素材

床素材は滑りにくいものを選んでおくと、お子さんの怪我を防止できます。予算に余裕がある方は、無垢材のフローリングを検討してみてはいかがでしょうか。

また、床の滑り止め対策は、将来、二世帯を考えている方にもおすすめです。

スタディコーナー&ワークスペース

スタディコーナーやワークスペースは、大人も活用できる便利な空間。

リビングの壁際やリビング階段の踊り場部分、キッチン横などに設置をすれば、家族の輪の中にいながら作業や勉強に集中ができます。

いずれお子さんが巣立ってしまうことを考え、子ども部屋は3〜4畳ほどと小さくして、設置するのはベッドと洋服ダンスのみ。

勉強はスタディコーナーやワークスペースでさせる、という家庭も増えてきています。

豊富な「見せない収納」

おしゃれな「見せる収納」も良いですが、お子さんがいる家庭は、「見せない収納」用のスペースを多く取ることをおすすめします。

オムツやおもちゃなど子ども用の日用品は、どうしても生活感が浮き彫りになりがち。リビング内のクローゼット、小上がり和室の床下収納、テレビ台やソファー下など、さっと手を伸ばせば届く位置に、見せない収納を取り入れてみてください。

寝室の腰壁

ベッド周りの壁に腰壁を設置すると、簡易的な物置になります。

スマホやティッシュ、飲み物といった大人が使うアイテムを置くだけでなく、赤ちゃんがいる家庭なら、ミルクやオムツを置いておくのにも便利。

腰壁はおしゃれな印象も与えるため、寝室の見た目も華やかになります。

庭・ウッドデッキ

ウッドデッキや庭は、お子さんの外遊びを促します。人の視線が入らないよう、目隠しをすれば、プールや水遊びなどもやりやすいです。

また、道路には出られないよう外構をしっかり整えることで、ボール遊びやかくれんぼといった、外でやらせるのには気を使う遊びものびのび楽しめます。

さらに、休日はバーベキューをしたり晩酌時に使うアウトドアリビングにしたりと、ウッドデッキや庭は大人も楽しめるスペース。

おうち時間を楽しみたい方は、家づくりのプランに取り入れてみてはいかがでしょうか。

小児科や歯医者が近くにある立地

間取りや設備とはちょっと違いますが、立地も家づくりには大切な条件の1つ。

お子さんがいる家庭なら、ネットで配達が頼めるスーパーやドラッグストアよりも、小児科や耳鼻科、歯医者といった通う頻度の高い病院が近くにあると安心です。

病気にかかっても、長距離の移動をする必要がないため、お子さんの負担を減らせます。

可変性の高い子ども部屋

子ども部屋の使用期間は長くても15年前後。
まだ必要がない時期や巣立ったあとも部屋として使えるよう、柔軟な間取り変更ができる設計にしておくことをおすすめします。

たとえば、リビングの一角に間仕切りができるようにして、家族から近い場所に子ども部屋を作ったり、あるいは広めの一室を間仕切りして兄弟の子ども部屋、巣立ったあとは間仕切りを外して親の趣味部屋にしたり。

成長に対して柔軟な対応できる可変性の高い子ども部屋を作っておくと、「使わない部屋」「むだな空間」などがなくせます。

回遊型の間取り

買い物から帰って、玄関からパントリーへ。荷物をパントリーに置いたら、すぐ隣の洗面所で手を洗い、そのあとはパントリーに戻って食料の整理。冷蔵庫とパントリーがすぐ隣同士なら、収納もラクですね。

このように、動線が1つの道で繋がっている間取りを「回遊型」と言います。回遊型の間取りにすることで、動線にむだがなくなり、生活がしやすくなります。

まとめ:子育てがしやすい家でストレスフリーな暮らしを

間取りや設備を整えることで、子育てのしやすさはぐっと向上します。これから家づくりをする方は、記事を参考にして、ぜひストレスフリーな子育てライフを楽しんでくださいね。

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