注文住宅のこだわりを叶えるために。後悔しないための優先順位の考え方

一生に一度の家づくり。どうせなら、自分の「好き」を全部詰め込んだ、世界に一つだけの場所にしたい!

そんなワクワクした気持ちでスタートする注文住宅ですが、いざ具体的に考え始めると、「こだわり」の正解が見えなくなってしまうことも少なくありません。

SNSでおしゃれな事例を見るたびに増えていく要望、限られた予算との格闘、そして「本当にこれで使いやすいの?」という贅沢な悩み……。

実は、注文住宅の楽しさと難しさは、この「こだわりのバランス」にこそあります。

この記事では、後悔しないために押さえておきたいポイントや、デザインと機能性を両立させるコツを、熊本で50年以上家づくりに向き合ってきたプロの視点で解説します。

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注文住宅でこだわるべきポイントは3つ

注文住宅のこだわりを叶えるために。後悔しないための3つの視点と優先順位の考え方

注文住宅のこだわりは、あれもこれもと欲張ると収拾がつかなくなります。

まずは全体を「暮らしやすさ」「デザイン」「性能」という3つのグループに分けて考えてみると、自分たちが本当に大切にしたいことが見えやすくなります。

暮らしやすさ(動線・収納)

日々の生活の質を左右するのは、華やかな見た目以上に「家事がどれだけスムーズに進むか」という実用的な視点です。

特に、洗濯機から物干し場、そして収納場所までを最短ルートで結ぶような家事動線を整えることは、毎日の負担を大きく減らすことにつながります。

また、生活空間をすっきりと保つためには、その場所で使うものを踏まえた「適材適所」の収納計画が欠かせません。

・玄関収納(シューズインクローゼット)
靴はもちろん、ベビーカーやアウトドア用品もそのまま収まる土間続きの収納があると、玄関の美しさを保つのが楽になります。

・ファミリークローゼット
家族全員の着替えを1箇所にまとめることで、洗濯物を各部屋へ配って回る手間を省けます。

・パントリー
キッチン横に十分な備蓄スペースを設ければ、買いだめした食材や大型の調理器具も機能的に管理できます。

デザイン(内装・外観)

「わが家が一番好き」と思えるような満足感を生むのは、やはり自分好みのデザインに囲まれた空間です。

内装を考える際は、フローリングや壁紙、照明などをバラバラに選ぶのではなく、一つのテーマに沿ってトータルコーディネートすることで、統一感のある心地よい住まいが完成します。

外観は、住宅の第一印象を決める大切な要素です。

・屋根の形状
スタイリッシュな「片流れ屋根」や、落ち着きを感じさせる「寄棟屋根」など、形一つで家の表情はガラリと変わります。

・外壁の素材
タイルのような重厚感のある素材や、軽やかで耐久性のあるガルバリウム鋼板など、質感とあわせて長くきれいに保てるかどうかも大切な基準です。

性能(断熱・耐震など)

完成すると目には見えなくなりますが、家族の安全と健康を守る「基本性能」こそ、妥協したくないこだわりと言えます。

HEAT20のような高い断熱性能の目安や、ZEHの考え方を取り入れた住まいは、1年を通して室内の温度差を抑えやすく、快適な暮らしにつながります。

さらに、地震への備えも重要です。

・耐震等級
住宅性能表示制度において、耐震等級1で想定する地震力の1.5倍に耐えうる水準とされる「耐震等級3」など、万が一の震災に備えた性能を確認しておくと安心です。

・耐久性とメンテナンス性
建てた時の美しさを長く維持し、将来の修繕費を抑えるために、手入れの手間がかからない部材を選ぶ視点も持っておきましょう。

後悔しないために、「こだわりの優先順位」の決め方

後悔しないために、まず決めたい「こだわりの優先順位」

注文住宅は自由度が高い分、すべての希望を詰め込もうとすると予算を大幅に超過し、家づくりそのものに疲弊してしまうことも少なくありません。

限られた予算の中で納得のいく住まいを形にするには、何が「絶対に必要なもの」で、何が「できれば欲しいもの」なのか、あらかじめ判断の軸を明確にしておくことが求められます。

家族のライフスタイルを軸に「譲れない条件」を整理する

優先順位を定めるポイントは、漠然とした憧れを「どのような生活を送りたいか」という具体的なシーンに落とし込むことです。

「家族全員でキッチンに立って料理をしたい」「リモートワークに集中できる独立した書斎が欲しい」といった、日々の行動に基づいた要望を言語化していきます。

このとき、家族全員で話し合いの場を持ち、それぞれの希望を出し合った上で「共通の希望」を見つけ出す作業を大切にしましょう。

施主側の軸が定まり、譲れない点を明確に伝えられるようになると、ハウスメーカー側も予算や条件に応じた提案をしやすくなります。

結果として、打ち合わせの効率が上がり、検討にかかる手間や時間を削減することにもつながります。

予算と時間のバランスを考え、「必須」と「希望」を仕分ける

家づくりにおいて、予算管理は常に向き合うべき現実的な課題です。

カタログやモデルハウスを見学するうちに要望が増えていくのは自然なことですが、それらの積み重ねが予算オーバーを引き起こす原因となります。

そのため、要望をリストアップした上で、重要度の高い部分に資金を集中させる仕分けが欠かせません。

また、こだわりすぎて決断ができなくなる「家づくり疲れ」を防ぐためには、スケジュール管理も有効です。

引越し日から逆算して「いつまでに何を決めるべきか」という期限を設けることで、スムーズに検討を進められるようになります。

「後から変更が困難な部分」を最優先にする

予算配分で迷った際の鉄則は、完成した後に手を加えるのが難しい部分を優先することです。

建物の構造体や基礎、断熱性能、土地に対する建物の配置などは、入居後にリフォームで対応しようとすると多額の費用と手間がかかります。

一方で、照明器具やカーテン、壁紙、あるいは最新のキッチン設備などは、後からでも比較的容易に交換やリフォームが行えます。

まずは家族の命を守る耐震性や、長く快適に住むための耐久性やメンテナンス性といった「住まいの基本性能」に予算を投下しましょう。

目に見える装飾や設備については全体のバランスを見ながら検討することが、長期的な満足度を高めるポイントです。

優先度の考え方

該当する項目の例

最優先(変更困難・安全性)

構造・基礎、断熱性能、耐震等級、耐久性

次点(利便性・動線)

間取り、家事動線、収納計画

調整可(後から変更可能)

壁紙、照明器具、最新の調理家電、カーテン

部位別|注文住宅のこだわりポイント

部位別|注文住宅のこだわりポイント

図面上の広さや設備のスペックを確認するだけでなく、実際の生活シーンを具体的にイメージしながら細部を詰めていくことで、住まいの満足度は大きく向上します。

ここでは、多くの方が取り入れて良かったと感じている工夫を、場所ごとに詳しく見ていきましょう。

玄関

玄関は「家の顔」として来客を迎える場所であると同時に、家族が毎日行き来する、外出や帰宅の起点となる重要な空間です。

デザイン性だけでなく、朝の混雑回避や収納不足の解消、さらにはプライバシーの確保まで、実生活をより快適にする工夫を取り入れましょう。

こだわりのポイント

具体的な工夫のアイデア

実生活で得られるメリット

広さと開放感

・上がり框(かまち)の幅を広げる
・日当たりの良い窓を配置する

家族が重なってもスムーズに脱ぎ履きでき、視覚的な圧迫感も軽減される

収納量と使い勝手

・土間続きのシューズインクローゼットを設ける
・汚れの目立たないタイルを選ぶ

ベビーカーやスポーツ用品もそのまま収まり、清掃の負担を抑えられる

動線とプライバシー

・洗面所へ直行できる動線を作る
・室内が直接見えない配置にする

帰宅後すぐに手洗いができる衛生的な生活が叶い、急な来客時も家族の私生活を守れる

玄関の満足度を左右するのは、数値上の面積以上に広さを感じさせる工夫です。

家族の人数が多い場合には、上がり框の幅を広く確保することで、朝の忙しい時間帯に複数の家族が並んで靴を脱ぎ履きしても、渋滞が起きずスムーズに出入りできるようになります。

面積の都合で大きく取れない場合でも、高い位置に窓を設けて自然光を取り入れたり、廊下への視線の抜けを意識した配置にしたりすることで、圧迫感を抑えたのびやかな空間を演出できます。

実務面では、一般的な靴箱だけでは収容量が不足するため、土間続きのシューズインクローゼットを取り入れると便利です。

靴だけでなく、お子さまの遊具やベビーカー、スポーツ用品までまとめて収納できるため、居住スペースを常に整った状態に保てます。

あわせて、帰宅後にリビングを通らず洗面所へ直行できる動線があれば、外からの汚れを生活空間に広げることなく手洗いうがいを済ませられます。

キッチン

キッチンは毎日使う場所だからこそ、料理をする人のスタイルに合わせた「作業効率」と「後片付けの負担軽減」にこだわりが集中します。

ライフスタイルに合うレイアウトを選び、機能的な動線を整えることで、日々の家事の質が大きく向上します。

こだわりのポイント

具体的な工夫のアイデア

実生活で得られるメリット

レイアウトと家族の交流

・対面式やアイランド型
・ママ専用スペースの設置

子どもの様子を見守りながら作業でき、事務や書類確認も同じ場所でこなせる

動線効率と収納力

・ワークトライアングルを意識した配置
・パントリーの併設

調理中の移動の無駄を省き、食材ストックや大型器具もスッキリと片付く

お手入れの簡略化

・フィルターレス換気扇・フラットなIH
・防汚素材の採用

毎日の掃除の負担を大きく減らし、キッチンを常に美しく清潔に保てる

最近主流の対面キッチンは、開放感があり、リビングにいる家族と会話を楽しみながら作業を進められるのが魅力です。

調理をスムーズに進めるためには、シンク・コンロ・冷蔵庫の3点を結ぶ「ワークトライアングル」をコンパクトにまとめ、無駄な動きを減らす配置を検討しましょう。

収納面では、食材や日用品をたっぷり保管できるパントリーを併設するのが理想的です。使う場所のすぐ近くに十分な収容量を確保することで、作業スペースを常に広く保つことが可能になります。

あわせて、日々のメンテナンスを楽にする最新の設備選びにも注目してください。

例えば、フィルターのないレンジフードや天板がフラットなIHクッキングヒーターなどを採用することで、手入れの手間を大幅に減らすことができます。

毎日のお手入れを簡略化できれば、特別な大掃除をしなくても、キッチンを常に清潔な状態に維持できます。

浴室・洗面室

浴室や洗面室は、一日の疲れを癒やすリラックスの場であると同時に、朝の準備や洗濯といった家事が集中する場所でもあります。

家族の生活時間帯が重なりやすいため、機能を分散させたり、効率的な動線を整えたりする工夫が、日々の満足度に直結します。

こだわりのポイント

具体的な工夫のアイデア

実生活で得られるメリット

広さとリラックス

・1坪(1616サイズ)以上のユニットバス
・浴槽の形状選択

足を伸ばしてゆったりと入浴でき、日々の疲れをリフレッシュできる

機能の分散とプライバシー

・脱衣所と洗面所を分ける
・2階への配置検討

家族が入浴中でも気兼ねなく洗面台を利用でき、来客時もプライバシーを守れる

家事効率(洗濯動線)

・専用のランドリースペース設置
・水回りの集約

洗濯機から物干し場までの移動を短縮し、天候を気にせず効率よく家事を進められる

一日の疲れを癒やすお風呂は、室内の広さと浴槽のサイズにこだわりましょう。

一般的に1坪(1616サイズ)以上のユニットバスは、ゆとりを感じやすいサイズです。

浴槽の形状によっては、よりリラックスしやすい入浴空間をつくれます。

また、水回りの利便性を高める工夫として、脱衣所と洗面所をあえて分ける「独立型」の間取りも非常に人気があります。

洗面所が独立していれば、誰かが入浴している最中でも家族や来客が気兼ねなく手洗いや身支度を整えられ、朝の混雑緩和にも役立ちます。

家事の負担を減らしたい方には、室内干しができる専用の「ランドリースペース」の設置がおすすめです。

洗濯機から物干しスペースまでの移動距離を最短にすることで、重い洗濯物を運ぶ手間が省け、天候に左右されずに効率よく家事を進められます。

専用の部屋を作るのが難しい場合でも、洗面所を少し広くして物干し機能を兼ねるなど、ライフスタイルに合わせた柔軟なプランニングが可能です。

トイレ

トイレは限られた広さの空間だからこそ、徹底した清掃性の追求と、遊び心のあるデザインの両立が楽しめます。

リビングや寝室から直接つながる場所を避け、音や臭いが生活空間に伝わらないよう配置に配慮することが、家族間のプライバシーを守る秘訣です。

こだわりのポイント

具体的な工夫のアイデア

実生活で得られるメリット

清掃性の高い設備

・凹凸の少ないタンクレストイレ
・汚れが付きにくい内装材

拭き掃除が楽になり、コンパクトなため空間を広く使える

音や臭いへの配慮

・独立した手洗い器の設置
・配置場所の工夫

トイレ内で完結できる利便性と、家族間でのプライバシーを確保できる

デザインの追求

・印象の強いカラーや柄の壁紙
・照明演出

お気に入りのプライベート空間になり、来客時もおしゃれな印象を与える

トイレ本体は、継ぎ目が少なく汚れをサッと拭き取れるタンクレストイレを選ぶと、日々の手入れが格段に楽になるだけでなく、限られた空間をスッキリと見せることができます。

床や壁には、臭いや汚れが染み込みにくい耐臭性に優れた素材や、拭き取りやすい仕上げ材を組み合わせることで、清潔な環境を長く保つことが可能です。

また、トイレ内にカウンターや独立した手洗い器を設置すれば、実用性が高まるだけでなく、ボウルや水栓のデザインにこだわることで、ホテルのような洗練された空間に仕上げられます。

配置においては、深夜の使用音や臭いがリビングや寝室などの生活空間に伝わらないよう、図面上で慎重に検討しましょう。

小さな空間だからこそ、居室では選びにくい印象の強いカラーや柄の壁紙を取り入れることで、失敗のリスクを抑えつつ、お気に入りのプライベート空間を実現できます。

リビング

家族が集まる住まいの主役であるリビングは、のびのびと過ごせる開放感と、生活感をコントロールする収納の両立にこだわりましょう。

家族構成やライフスタイルに合わせて、適切な広さと視覚的な広がりを計画することが大切です。

こだわりのポイント

具体的な工夫のアイデア

実生活で得られるメリット

広さと開放感

・吹き抜けや勾配天井
・リビング階段の採用

縦方向に視線を広げ、実際の面積以上ののびやかさを演出できる

生活感のコントロール

・壁面収納や小物を隠せる専用収納の充実

散らかりがちなアイテムを収容し、整った空間を維持できる

外とのつながり

・ウッドデッキを設置したアウトドアリビング

庭との一体感が生まれ、リビングをより広く活用できる

居心地のよいリビングを作るには、4人家族であればLDKで16〜20畳程度の広さを確保し、ソファやテーブルを置いても動線にゆとりを持たせることが一つの目安となります。

もし面積に制約がある場合でも、吹き抜けや勾配天井、あるいは光を遮らないスケルトン階段など「縦の空間」を活かすアイデアを組み合わせれば、数値以上の開放感が生まれます。

リビングはリモコンやおもちゃなどの小物で散らかりやすいため、生活感を隠せる専用の収納スペースを設けることが、モデルハウスのような美しさを維持する秘訣です。

さらに、リビングの先にウッドデッキを設けて室内とフラットにつなげれば、庭をリビングの一部として楽しむ「アウトドアリビング」として、暮らしの楽しみがさらに広がります。

収納

家の中を常に整えておくためには、必要な場所に必要な分だけ収める「適材適所」の計画が不可欠です。

収納は単に多ければ良いわけではなく、出し入れの円滑さと家事動線をセットで考えることが、散らかりにくい住まいへの近道です。

こだわりのポイント

具体的な工夫のアイデア

実生活で得られるメリット

家事効率の向上

・ファミリークローゼット
・パントリーの設置

洗濯物を運ぶ手間を省き、食材や日用品も機能的に管理できる

スペースの有効活用

階段下や小屋裏(ロフト)の活用

居住スペースを削ることなく、十分な収納量を確保できる

動線に沿った配置

「使う場所のすぐ近く」への収納配置

無意識に片付く習慣を住まいがサポートし、スッキリとした状態が続く

収納の成功例として人気のファミリークローゼットは、家族全員の衣類を1箇所にまとめることで、取り込んだ洗濯物を各部屋へ配って回る手間をなくし、家事の時間を短縮してくれます。

キッチン横には、食材ストックや大型の調理器具を出し入れしやすい状態で保管できるパントリーを併設するのが理想的です。

さらに、階段下のデッドスペースや屋根裏の余剰空間(ロフト)を余さず活用すれば、居住空間の広さを犠牲にすることなく、十分な収容量を確保できます。

最も大切なのは「使う場所のすぐ近く」に収納を設けることで、動線に沿った適切な配置を心がけることが、散らかりにくい住まいを実現する一番のポイントです。

注文住宅で見落としやすいこだわりポイント

図面が形になってくると、どうしても「広さ」や「設備」に意識が向いてしまいます。

しかし、実際に住み始めてから「もっとこうすれば良かった」と感じるのは、視線の抜け方や音の伝わり方といった、図面だけでは見えにくい細部であることが多いものです。

こだわりのポイント

具体的な工夫のアイデア

実生活で得られるメリット

窓の配置と形状

隣家と重なる位置を避け、スリット窓や高所窓(ハイサイドライト)を採用する

視線を遮りながら効率的に自然光を取り込める

音とにおいの遮断

寝室やリビングの直結を避け、防音性の高い壁材や扉を組み合わせる

深夜の排水音や調理中のにおい移りを気にせずリラックスできる

屋根形状による機能向上

「差しかけ屋根」や「招き屋根」を選び、段差部分に窓を設ける

高い位置から光や風を取り込みやすくなり、採光や通風を確保しやすくなる

メンテナンス性の追求

汚れが目立ちにくい玄関タイルや、塗り替え頻度を抑えやすい外壁タイル・陶器瓦を選ぶ

将来のメンテナンス負担を抑えやすく、美観を長く保ちやすい

日当たりの確保を考える際、単に「窓を大きくする」だけでは隣家からの視線が気になり、結局カーテンを閉め切ってしまうことになりかねません。

隣り合う住宅との距離が近い場合は、一般的な窓の高さではなく、高めの位置に窓を設置したり、細長いスリット窓を効果的に配置したりすることで、プライバシーを守りながら明るい光を取り入れられます。

また、「差しかけ屋根」や「招き屋根」のように屋根の頂点をずらした形状を採用し、その段差に窓を設けることで、自然な風の通り道を作る設計も非常に有効です。

家族間の快適な距離感を保つためには、音への配慮が欠かせません。特にトイレは、排水音が響きやすいため、リビングや寝室から少し離れた場所に配置するか、防音性の高い壁材を併用することが、安眠を守るためのセオリーです。

また、キッチンについても、料理に集中したい場合は臭いや音が広がりにくい独立型を検討するなど、実生活での「音」や「におい」の広がり方をシミュレーションすることが大切です。

さらに、数十年後の満足度を左右するのが、素材の耐久性です。

例えば、玄関タイルはデザインだけでなく、泥汚れが目立ちにくい色調を選ぶだけで、日々の掃除負担は驚くほど変わります。

外装においても、初期費用はかかっても、塗り替え頻度を抑えやすい「外壁タイル」や「陶器瓦」を組み合わせることで、長期的なメンテナンス負担に配慮しながら、建てた時の美しさを保ちやすくなります。

注文住宅で後悔しやすいポイント

注文住宅で後悔しやすいポイント

「せっかく建てるなら」と理想を詰め込めるのが注文住宅の楽しさですが、こだわりが強すぎることがかえって裏目に出てしまう場面も少なくありません。

完成した後に「もっと冷静に考えれば良かった」と肩を落とさないためには、多くの人が陥りやすい失敗のパターンを先回りして知っておくことが大切です。

こだわりを詰め込みすぎて予算オーバーになる

展示場やカタログで魅力的なオプション設備を目にするたび、夢が膨らんで要望は自然と増えていくものです。

しかし、優先順位を決めないまま「あれもこれも」と追加を繰り返すと、最終的な見積もりが当初の予算を大幅に超えてしまう結果を招きます。

後悔の主な原因

具体的な状況

回避するための考え方

オプションの積み重ね

標準仕様以外の設備を多く採用し、費用が雪だるま式に増える

標準仕様のグレードが高い住宅会社を選び、追加費用を抑える

優先順位の曖昧さ

何が「絶対必要」で何が「あれば良い」かの区別がついていない

家族で「譲れない要望リスト」を作成し、予算配分に強弱をつける

複雑な形状の採用

外観デザインにこだわり、凹凸の多い複雑な建物形状にする

建物や屋根の形をシンプルに整え、建築コストや将来の修繕費を抑える

限られた資金を重要度の高い部分に集中させることが、予算オーバーを防ぐための基本です。

例えば、住宅の安全性や断熱性能といった「後から変更が困難な土台の部分」には予算をしっかりかけ、照明器具やカーテンなどの「後で交換可能な装飾部分」で調整を行うといった、賢い選択が求められます。

デザインを優先しすぎて暮らしにくくなる

雑誌のような美しい空間に憧れてデザインを最優先した結果、実際に住んでみると日々の家事や移動が不便に感じられるという後悔は、注文住宅でよく聞かれるケースです。

見た目の良さは満足感を高めてくれますが、生活動線や実用性を置き去りにしてしまうと、毎日の暮らしに小さなストレスが積み重なってしまいます。

・音やにおいの伝わり方
リビングに直結したおしゃれなトイレや、開放感のある吹き抜けは、家族や来客に音やにおいが伝わりやすいという盲点があります。

・お手入れの負担
デザイン性を重視して選んだ素材や複雑な間取りが、掃除の手間を増やしてしまうこともあります。

・プライバシーの欠如
大きな窓や開放的な間取りは魅力ですが、外からの視線を十分に考慮していないと、結局カーテンを閉め切ったまま生活することになりかねません。

デザインと機能性のバランスを保つためには、図面の上で「朝起きてから寝るまで」の家族の動きをシミュレーションし、おしゃれさと使い勝手が両立できているかを冷静に判断することが大切です。

住んでから収納や動線の不足に気づく

「部屋を広くしたい」という思いが強すぎると、収納スペースを削ってしまったり、効率的な動線を確保し忘れたりすることがあります。

実際に暮らし始めてから、掃除道具の置き場がなかったり、洗濯物を干すまでの移動が遠すぎたりすることに気づき、後悔する施主様は少なくありません。

よくある不足ポイント

具体的な困りごと

対策のアイデア

適材適所の収納不足

玄関にベビーカーが置けない、リビングに物が溢れる

シューズインクローゼットやパントリーなど、使う場所の近くに収納を作る

家事動線の悪さ

洗濯機から物干し場、クローゼットまでの距離が遠い

水回りを集約し、ランドリースペースを設けて移動距離を短縮する

デッドスペースの放置

階段下や廊下が活用されず、無駄な面積が増えている

階段下の収納活用や、廊下を通路以外の機能を持たせる設計にする

収納は単に面積が広ければ良いのではなく、出し入れのしやすさが重要です。

現在の住まいで感じている不満をリストアップし、新しい家では「どこに何をしまうか」をあらかじめ決めておくことが、後悔のない間取り作りへとつながります。

こだわりを住まいに反映する際は、まず構造や断熱、配置計画といった後から変更しにくい部分を固め、そのうえで内装や間取りの工夫によって自分らしさを形にしていくことが大切です。

熊本でこだわりの注文住宅を建てるなら「アイ-ウッド」

こだわりの注文住宅を建てるなら、叶えたいのは「見た目」だけではありません。

心地よさも、安心も、その先の暮らしやすさも大切にしたいものです。そんな理想を、ひとつずつ住まいに落とし込んでくれるパートナーを選ぶことが大切です。

アイ-ウッドは、創業から半世紀以上、約8,000棟の実績を持つ熊本密着の住宅メーカーです。

耐震等級3に対応し、SE構法にも対応しているため、安心に配慮しながら、開放感のある間取りも検討しやすいのが特長です。

さらに、ZEH水準を意識した断熱・省エネ性能や、外壁タイル・陶器瓦などの高耐久素材にも配慮し、建てた後の快適さや暮らしやすさまで見据えた家づくりを提案しています。

ここからは、アイ-ウッドだからこそ実現できた個性豊かな施工事例をご紹介します。

施工事例

①食卓とは別に、仕込み用の本格的な厨房を設けたお家

キッチンカーで活躍するイタリアンシェフのお客様。「家でも本格的な仕込みができる厨房が欲しい」という要望を叶えるため、家族の食卓とは別に、業務用仕様の厨房スペースを設けました。限られた予算の中で、動線や換気性能にも配慮し、暮らしと仕事の両立を実現しています。

注文住宅の施工事例:生き方を投影した「何も制限されない」自由な家づくりを

②隠し扉の奥に趣味の部屋がある、遊び心満載の住まい

「体育館のような広い空間で遊びたい」というご主人の夢を叶えた住まい。本棚の裏には隠し扉と趣味の部屋を設け、遊び心と機能性を両立しました。家族の笑顔があふれる、世界に一つだけの自由設計の家です。

注文住宅の施工事例:隠し扉と秘密の部屋が遊び心をくすぐる大空間の家

③土足で暮らすというセオリー外の家づくり

「家の中でも土足で過ごしたい」という、欧米スタイルのライフスタイルを実現。店舗で使われる土足用のフローリングを採用し、機能性とデザイン性を両立しました。「自分たちらしい暮らし」を大切にするご家族の思いを形にしています。

注文住宅の施工事例:家族ならではの“暮らし方”を大切に守り、育てる家

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