一人暮らしで注文住宅はあり?間取り・費用・後悔しないポイントを解説
- お役立ちコラム
「自分のこだわりを大切にしながら、これから先も安心して暮らせる家にしたい」
そうした思いから、一人暮らしで注文住宅を検討する方もいます。
国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2050年には全世帯に占める単独世帯の割合が44.3%になると見込まれています。
単独世帯の増加が見込まれるなかで、住まいにも自分らしさや暮らしやすさを求める方は、今後さらに増えていくでしょう。
賃貸では調整しにくい間取りや動線にまでこだわれる点は、注文住宅の魅力の一つです。
この記事では、一人暮らしの注文住宅で後悔しないために知っておきたいポイントを、費用や間取りを中心に分かりやすく紹介します。
▼今すぐ「家づくりのヒント」を受け取る▼
一人暮らしで注文住宅はあり?

一人暮らしで注文住宅を建てることは、自分らしい暮らしを形にしやすく、将来を見据えた住まい方の一つといえます。
以前は「マイホームは家族のもの」というイメージがありましたが、最近は自分のこだわりを住まいに反映したいと考え、一戸建てを選択肢に入れる方もいます。
その背景には、単独世帯の増加が見込まれている社会の変化があります。
国立社会保障・人口問題研究所の最新推計(2024年)では、2050年には全世帯の44.3%が単独世帯になる※と予測されており、今後は単独世帯の増加がさらに進むと見込まれています。
単独世帯の増加が見込まれるなかで、賃貸の制約を受けにくく、自分の暮らしに合わせて住まいを整えたいと考える方にとって、注文住宅は有力な選択肢の一つです。
今の暮らしを充実させるだけでなく、将来の住まいを早めに整えられる点や、条件によっては資産として活用できる可能性がある点も、注文住宅が検討される理由の一つです。
※参考:国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計) 令和6(2024)年推計」
一人暮らしの注文住宅を建てるメリット

一人暮らしで注文住宅を建てる魅力の一つは、自分の希望を住まいに反映しやすいことです。
誰にも気兼ねすることなく、今の楽しみと将来の安心をどちらも手に入れられるのは、注文住宅ならではの贅沢といえるでしょう。
ライフスタイルに合わせた間取りを自由に設計
注文住宅は、趣味やこだわりを反映した「自分専用の拠点」をつくることが可能です。
例えば、開放感のある吹き抜けのリビングや、愛車を身近に感じるガレージハウス、あるいは周囲を気にせず楽器や映画を楽しめる防音室など、賃貸住宅では実現しにくかった希望を、取り入れやすくなります。
自分の動線に合わせてコンセントの位置まで細かく決められるため、日々の暮らしやすさの向上につながります。
また、庭を活用してガーデニングを楽しんだり、ペットのために専用のスペースを設けたりと、室内外を問わず自分好みの環境を整えられるのも大きな魅力です。
生活音を気にせず静かな環境を保てる
マンションやアパートといった共同住宅とは異なり、上下左右の住人の気配や音に悩まされることなく、穏やかな時間を守ることが可能です。
建物そのものの防音性能にこだわることもできるため、立地や設計によっては、より落ち着いて過ごしやすい空間を目指せます。
また、自分自身が音を立ててしまう心配も少なくなるため、深夜でも気兼ねなく趣味や家事に没頭できる精神的な自由が得られます。
他人の気配を感じずに過ごせる一戸建ての環境は、自宅を最高の癒やしの場にしたい方にとって、かけがえのない価値となります。
将来の資産になり老後も安心して暮らせる
住宅ローンの返済が終われば家賃負担がなくなり、住み慣れた家や土地が手元に残るため、住まいの選択肢を持ちやすくなります。
賃貸住宅は家賃を払い続けても自分のものにはなりませんが、注文住宅は将来的に売却して住み替えたり、賃貸に出して収入を得たりと、人生の選択肢を広げてくれます。
また、自分の持ち家であれば、賃貸契約に関する不安は感じにくくなります。
将来的に体が不自由になった際も、バリアフリー化などのリフォームを自由に行えるため、生涯を通して自分らしい生活を送り続けることが可能です。
一人暮らしの注文住宅のデメリットと対策

一人暮らしで家を建てる際には、お金のことや防犯面など、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。
こうした不安をあらかじめ理解し、設計の段階でしっかり対策を立てることで、建てた後の後悔を防ぎ、より心地よい毎日を叶えることが可能です。
初期費用の負担が大きい
一般的な賃貸住宅と比べて、最初に必要なお金の負担が大きくなる点は避けて通れない課題です。
賃貸住宅に比べると、注文住宅は土地取得費や建築費など、初期に必要となる費用が大きくなりやすい傾向があります。
ただし、一人暮らしであれば無駄なスペースを省き、建物の面積をコンパクトにする工夫をすることで、建築コストを抑えることが可能です。
自分にとって本当に必要な広さを見極め、効率的な間取りを計画することが、予算内で理想の住まいを建てるための大切な鍵となります。
防犯性が気になる
一人で家を空ける時間が長くなるため、空き巣などの防犯面を心配する声も少なくありません。
特に女性の一人暮らしでは、オートロックのあるマンションと比べて不安を感じる場合もあるでしょう。
これに対しては、カメラ付きインターホンや防犯シャッターの設置、ホームセキュリティの導入、外構計画の工夫などによって、一戸建てでも安心感を高めやすくなります。
また、お庭などの外構設計を工夫して死角を作らないようにすることも、安心して毎日を過ごすための有効な対策です。
維持管理の負担がかかる
家を建てた後は、日々の掃除や将来的な修繕費用など、自分ですべてを管理していく手間とコストが発生します。
一戸建てはマンションとは異なり、外壁や屋根の塗装・補修などを自分で計画していく必要があります。
築10年以降はこうしたメンテナンスを検討する時期に入り、工事内容によっては100万円前後の費用がかかることもあります。
この負担を軽くするためには、将来の維持管理コストを抑えやすい仕様を選ぶことが大切です。
例えば、外壁タイルや陶器瓦など、塗り替え頻度を抑えやすい建材を採用すれば、将来のメンテナンス費用を抑えられる可能性があります。
また、汚れが落ちやすいキッチンや浴室などの最新設備を選ぶことで、毎日の掃除もぐっと楽になります。
一人暮らしの注文住宅に必要な広さと部屋数は?
一人暮らしの住まいの広さを考えるうえでは、住生活基本計画で示されている誘導居住面積水準も参考になります。
単身者の住まいの目安としては、一般型で55㎡、都市居住型で40㎡が示されています※。
ただし、これはあくまで目安であり、実際に必要な広さは、働き方や趣味、来客の有無によって変わります。
仕事部屋や収納、ゆとりのあるリビングを確保したい場合は、20坪前後あると計画しやすくなるでしょう。
面積と間取りの目安を、以下の表にまとめました。
|
延床面積の目安 |
部屋数の目安 |
特徴 |
|
約16坪 |
ワンルーム・1K |
必要最小限の空間で、シンプルに暮らしたい方向け |
|
約20坪前後 |
1LDK・2LDK |
趣味の部屋や仕事部屋、来客用の寝室を確保したい方向け |
部屋数についても、どのように過ごしたいかによって最適な形は変わります。
例えば、仕切りのないワンルームで開放的に過ごすプランもあれば、在宅ワークや趣味のために1LDK以上の間取りを選択するケースもあります。
自分にとって本当に必要な部屋を絞り込むことで、コンパクトながらも満足度の高い家を建てることが可能です。
※参考:国土交通省「参考資料 誘導居住面積水準(住生活基本計画(平成23年3月15日閣議決定)より抜粋)」
一人暮らしにおすすめの間取り
一人暮らしの家づくりでは、毎日の動線をいかにシンプルにし、自分だけの時間をどう楽しむかが鍵となります。
自分に最適な建物の形を選ぶことで、日々の暮らしの質は大きく向上します。
ここでは一人暮らしにおすすめの注文住宅の間取りを紹介します。
コンパクトで暮らしやすい平屋

階段の上り下りがない平屋は、ワンフロアで生活のすべてが完結するため、効率的な暮らしを求める方に最適です。
家事動線が短く、掃除の手間も抑えられるのが大きなメリットです。
例えば、約21坪の延床面積でも、リビングに勾配天井(傾斜のある天井)を採用して開放感を高めたり、ロフトを設けて収納や趣味のスペースとして活用したりすることで、数字以上の広さを感じることが可能です。
小上がりの畳コーナーを作り、その下を収納として利用する工夫も、限られた空間を有効に使う優れたアイデアといえます。
空間の使い分けが自在な2階建て

プライベートな空間と来客用、あるいは趣味の空間をはっきりと分けたい場合には、2階建ての間取りが有効です。
1階にビルトインガレージを設ければ、大切な車やバイクを雨風から守りつつ、室内から直接アクセスできる贅沢な住まいが実現します。
また、メインのLDKを2階に配置して日当たりとプライバシーを確保するなど、周囲の環境に合わせた柔軟な設計が可能です。
1階と2階で「オン」と「オフ」の切り替えが明確になるため、自宅にいながらメリハリのある生活を送ることができます。
在宅ワークや趣味に対応しやすい間取り

注文住宅ならではの自由度を活かせば、賃貸住宅では難しかった「仕事」や「遊び」に特化した空間を作ることが可能です。
在宅ワークが中心の方なら、リビングから離れた場所に静かな書斎を設けることで、集中力を削がずに仕事に取り組めます。
また、楽器演奏や映画鑑賞が趣味であれば、本格的な防音室を組み込むことで、時間帯を気にせず自分だけの世界に没頭できます。
こうした特定の目的に合わせた間取りは、一人ひとりのライフスタイルを肯定し、日々の満足度を最大化させてくれるでしょう。
一人暮らしの注文住宅の費用相場は?
一人暮らし向けの注文住宅にかかる費用は、広さや仕様、地域によって大きく異なります。
ここでは、フラット35利用者調査の平均データを参考に、概算の目安を紹介します。
2024年度のフラット35利用者調査では、注文住宅融資利用者の平均値として、以下の数値が示されています※。
- 平均所要資金:3,932万円
- 平均延床面積:118.5㎡(約35.8坪)
- 換算した坪単価:約110万円
この平均値をもとに概算すると、16〜25坪程度の住まいでは次のような金額感になります。
なお、実際には小規模住宅ほど坪単価が変動しやすいため、あくまで参考値としてご覧ください。
|
延床面積(広さ) |
所要資金の目安 |
|
16坪(約53㎡) |
1,760万円 |
|
20坪(約66㎡) |
2,200万円 |
|
25坪(約82㎡) |
2,750万円 |
必要最小限のスペースを確保した16坪程度であれば、1,000万円台後半からマイホームを検討できます。
一方で、20坪以上の広さを確保する場合は、2,000万円以上の予算を見ておくと良いでしょう。
一人暮らしの注文住宅づくりでよくある質問

一人暮らしで家を建てる際、多くの方が疑問に感じるポイントをまとめました。
不安を一つずつ解消していくことで、自分にとって本当に価値のある住まいの形が見えてきます。
建売住宅や中古住宅とどっちがいい?
こだわりを形にしたい方にとって、注文住宅は有力な選択肢です。
市場に出回っている建売や中古住宅にはファミリー向けの物件が多く、一人暮らしにちょうど良いサイズや間取りの物件は、エリアによっては選択肢が限られることがあります。
注文住宅であれば、自分に必要な分だけの広さ(16〜20坪程度)で無駄なく設計できるため、将来にわたって管理の手間やコストを抑えやすくなります。
一人でも住宅ローンは組める?
単身でも、年収や勤続年数、返済負担率などの条件を満たせば、住宅ローンを利用できる可能性があります。
国土交通省の調査では、以下のように、住宅ローン審査で考慮される項目として、完済時年齢や健康状態、年収などを挙げる金融機関が多く、家族構成を挙げる割合は相対的に低くなっています※。
- 完済時年齢:98.5%
- 健康状態:96.6%
- 年収:94.0%
- 家族構成:34.9%
このように、家族構成を考慮項目として挙げる金融機関の割合は相対的に低めです。
単身であっても、年収や健康状態、返済計画などの条件を踏まえて、住宅ローンを検討することは可能です。
※参考:国土交通省 住宅局「令和5年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書」
平屋と2階建てはどっちがいい?
「将来の安心」を優先するなら平屋、「今の生活のメリハリ」を重視するなら2階建てがおすすめです。
どちらが優れているかではなく、ご自身のライフスタイルと土地の条件で選ぶのが正解です。
階段の上り下りがない平屋は、将来的に体が不自由になった際もバリアフリーで暮らし続けられる安心感があります。
一方、2階建ては趣味の部屋や仕事部屋を上の階に配置することで、生活空間との「オン・オフ」を明確に分けることが可能です。
敷地の広さや周囲の家との距離を考慮しながら、自分にとって一番心地よいと感じるスタイルを選択しましょう。
一人暮らしの注文住宅を考えるならアイ-ウッドへ
ここまで、一人暮らしで注文住宅を建てる際に押さえておきたいメリットや、費用の考え方について解説してきました。
自分らしい住まいを形にするためには、要望や優先順位を丁寧に整理しながら、一緒に家づくりを進めてくれるパートナー選びが大切です。
熊本で注文住宅を手がけるアイ-ウッドは、創業から半世紀以上、約8,000棟の実績を持つ地域密着の住宅メーカーです。
敷地条件や予算はもちろん、暮らし方や叶えたいことまで一緒に整理しながら、理想の住まいを丁寧に形にしてきました。
一人暮らしだからこそ大切にしたい内装や空間づくりについても、インテリアコーディネーターが在籍しており、色合わせや素材感、照明計画まで含めてご提案しています。
アイ-ウッドでは、一人暮らし向けに限らず、お客様それぞれの暮らし方やこだわりに寄り添った住まいづくりを行っています。
ここでは、そんなアイ-ウッドが手がけてきた、個性豊かな家づくりの一部をご紹介します。
施工事例
隠し扉の奥に趣味の部屋がある、遊び心満載の住まい

「体育館のような広い空間で遊びたい」というご主人の夢を叶えた住まい。
本棚の裏には隠し扉と趣味の部屋を設け、遊び心と機能性を両立しました。
家族の笑顔があふれる、世界に一つだけの自由設計の家です。
注文住宅の施工事例:隠し扉と秘密の部屋が遊び心をくすぐる大空間の家
土足で暮らすというセオリー外の家づくり

「家の中でも土足で過ごしたい」という、欧米スタイルのライフスタイルを実現。
店舗で使われる土足用のフローリングを採用し、機能性とデザイン性を両立しました。
「自分たちらしい暮らし」を大切にするご家族の思いを形にしています。
注文住宅の施工事例:家族ならではの“暮らし方”を大切に守り、育てる家
食卓とは別に、仕込み用の本格的な厨房を設けたお家

キッチンカーで活躍するイタリアンシェフのお客様。
「家でも本格的な仕込みができる厨房が欲しい」という要望を叶えるため、家族の食卓とは別に、業務用仕様の厨房スペースを設けました。
限られた予算の中で、動線や換気性能にも配慮し、暮らしと仕事の両立を実現しています。
注文住宅の施工事例:生き方を投影した「何も制限されない」自由な家づくりを
少しでもアイ-ウッドの家づくりが気になったら、LINEのお友だち登録をしてみませんか。
アイ-ウッドのLINE公式アカウントでは、見学会や分譲地情報、住宅探しやライフスタイルのヒントなど、家づくりに役立つ最新情報をいち早くお届けしています。
