釣り部屋のある家づくり|趣味を楽しむための間取りと収納アイデア、おしゃれな実例を紹介
- お役立ちコラム
釣りが好きな方にとって、家に「釣り部屋」があることは、趣味を存分に楽しむための理想的な環境です。ロッドやリール、ルアーなどの道具を整理して収納でき、帰宅後すぐにメンテナンスができる専用スペースがあれば、釣行の準備も片付けもストレスフリーになります。
しかし、「どんな間取りが使いやすいのか」「収納はどう工夫すればいいのか」「においや汚れ対策はどうするのか」など、疑問は尽きません。釣り道具は濡れたり汚れたりすることが多く、一般的な居室とは異なる配慮が必要です。
この記事では、釣り部屋のある家づくりを検討している方に向けて、実用的な間取りアイデアや収納術、おしゃれに仕上げるコツ、設計時の注意点まで実例を交えて解説します。趣味を楽しむ釣り部屋のある家を建てたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
釣り部屋の間取りはどうする?

釣り部屋を設ける際、最も重要なのが「間取り」です。使い勝手の良い釣り部屋は、釣行からの帰宅後、濡れた道具や汚れた装備をスムーズに運び込み、片付けやメンテナンスができる動線が確保されています。
釣り部屋の配置を考えるときは、「玄関や駐車場からの距離」「汚れや水気への対応」「収納量」の3つがポイントです。生活空間に汚れやにおいを持ち込まず、出し入れもしやすい場所に配置すれば、ストレスなく趣味を楽しめます。
ここでは、実用性の高い4つの間取りパターンをご紹介します。それぞれの特徴を理解して、ご自身のライフスタイルに合った配置を選びましょう。
土間続きの釣り部屋|濡れた道具を持ち込んでも安心
土間続きの釣り部屋は、玄関の土間から直接アクセスできる間取りです。土間はコンクリートやタイルなど水に強い素材で仕上げられているため、濡れたロッドやクーラーボックス、ウェーダーなどをそのまま持ち込んでも床を傷める心配がありません。
帰宅後、玄関を通ってすぐに道具を置けるため、リビングや廊下を汚さずに済むのが大きなメリットです。また、土間部分に洗い場を設ければ、その場で道具を洗って干すこともでき、一連の作業を効率よく行えます。
土間続きの釣り部屋は、釣行の頻度が高い方や、家族との生活空間をしっかり分けたい方に特におすすめの間取りです。玄関ホールとの仕切りに引き戸やロールスクリーンを設ければ、来客時にも目隠しができて安心です。
ガレージ一体型の釣り部屋|車から「ゼロ動線」で収納

ガレージ一体型の釣り部屋は、駐車スペースと釣り部屋を直結させた間取りです。車から降りてすぐに道具を収納できる「ゼロ動線」が最大の魅力で、重たいクーラーボックスや大量の釣り道具を運ぶ手間が大幅に軽減されます。
ガレージ内や隣接スペースに釣り部屋を設けることで、荷物の積み下ろしが非常にスムーズになり、雨の日でも濡れずに道具を運び込めます。また、車のトランクに積みっぱなしにしがちな道具も、すぐに取り出して整理できるため、メンテナンスの習慣も身につきやすくなります。
ガレージ一体型は、釣行の際に車を使うことが多い方や、遠征釣行が趣味の方に最適です。ガレージ内に棚や壁面収納を設置すれば、限られたスペースでも効率的に道具を管理できます。
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広々としたガレージは、釣り道具の収納はもちろん、帰宅後の片付けやメンテナンスまでスムーズにこなせるゆとりの空間。ロッドやリールを思いのままに広げられ、濡れたままの道具も気兼ねなく扱えるため、釣行後の作業がぐっと快適になります。
休日には仲間と釣果を見せ合ったり、ガレージ前でちょっとしたアウトドア料理を楽しんだり……
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玄関横に釣り部屋を設置|持ち帰り後の動線が最短
玄関横タイプは、玄関のすぐ隣に釣り部屋を配置する間取りです。帰宅後、玄関を入ってすぐに釣り道具を収納できるため、動線が非常にシンプルで使い勝手に優れています。
このタイプの最大のメリットは、生活空間を通らずに釣り部屋にアクセスできる点です。リビングや廊下に汚れやにおいが広がる心配がなく、家族に気を使わずに道具を持ち込めます。また、玄関横であれば来客時にも目立ちにくく、生活感を抑えた住まいづくりが可能です。
玄関横タイプは、限られた敷地面積でも取り入れやすく、ガレージがない住宅や、徒歩や自転車で釣りに行くことが多い方にもおすすめです。扉を設けて独立した部屋にするか、オープンな収納スペースにするかは、家族構成や使い方に応じて選ぶとよいでしょう。
屋外に洗い場を設置|道具も魚も外で洗える
屋外に洗い場を設置するスタイルは、釣り部屋と組み合わせることで、より実用的な家づくりが実現します。釣り道具や魚の下処理を屋外で済ませられるため、室内に汚れやにおいを持ち込まずに済むのが大きなメリットです。
玄関脇やガレージ横、勝手口近くなど、釣り部屋からアクセスしやすい場所に洗い場を設ければ、帰宅後すぐにロッドやリール、クーラーボックスを洗うことができます。水栓とシンクがあれば、魚の下処理もその場で行えるため、キッチンを使わずに作業が完結します。
屋外洗い場は、釣り以外にもガーデニングやアウトドア用品の手入れ、子どもの泥遊び後の片付けなど、幅広い用途に活用できる便利な設備です。目隠しフェンスや屋根を設ければ、プライバシーを守りながら快適に使えます。
釣り部屋をおしゃれにするコツ

釣り部屋は、機能性だけでなく見た目にもこだわることで、より愛着の持てる空間になります。道具が整然と並び、インテリアとしても楽しめる釣り部屋なら、釣行前の準備やメンテナンスの時間がさらに充実したものになるでしょう。
おしゃれな釣り部屋をつくるポイントは、「収納の見せ方」「素材選び」「照明や色使い」のバランスです。釣り道具そのものがインテリアの一部となるようなディスプレイを意識しつつ、実用性を損なわない工夫が求められます。
ここでは、釣り部屋をおしゃれに仕上げるための具体的なコツをご紹介します。自分らしいこだわりの空間づくりの参考にしてください。
見せる収納×隠す収納のバランス
おしゃれな釣り部屋をつくるには、「見せる収納」と「隠す収納」を上手に組み合わせることが重要です。すべての道具をオープンに飾るとごちゃごちゃした印象になり、逆にすべてを隠してしまうと無機質で味気ない空間になってしまいます。
見せる収納には、お気に入りのロッドやリール、コレクションしているルアーなど、デザイン性の高いアイテムを選びましょう。壁面にロッドホルダーを設置したり、オープン棚にルアーを並べたりすることで、釣り部屋ならではの雰囲気が生まれます。
一方、消耗品やメンテナンス用品、予備のライン、使用頻度の低い小物などは、扉付きの収納や引き出しに隠すことですっきりとした印象に。見せる部分と隠す部分のバランスを7:3から6:4程度に調整すると、実用的でありながら洗練された空間が完成します。
照明と壁材の選び方
釣り部屋の雰囲気を大きく左右するのが、照明と壁材の選び方です。これらの要素を工夫することで、機能的でありながら居心地の良い空間に仕上げることができます。
照明は、作業のしやすさと雰囲気づくりの両面を考慮しましょう。メインの照明には明るいLEDシーリングライトを選び、細かなメンテナンス作業も快適に行えるようにします。さらに、間接照明やスポットライトを組み合わせれば、ディスプレイしたロッドやルアーを効果的に照らし出すことができ、ショップのようなおしゃれな演出が可能です。
壁材には、汚れに強く掃除がしやすい素材を選ぶのが基本です。タイルや防水塗装、木目調のパネル材などは、実用性とデザイン性を兼ね備えています。特に、ネイビーやグレー、ダークグリーンなどの落ち着いた色味を選ぶと、釣り道具が映えて洗練された印象になります。有孔ボードを壁面に取り付ければ、収納とディスプレイを兼ねた機能的な壁に仕上がります。
釣り道具が映えるディスプレイ術
釣り道具そのものをインテリアとして楽しむディスプレイ術は、釣り部屋をおしゃれに見せる重要なポイントです。お気に入りの道具を美しく飾ることで、釣り部屋が自分だけの特別な空間になります。
ロッドは壁面に横置きや斜め掛けで飾ると、ショップのようなスタイリッシュな雰囲気に。ロッドホルダーを等間隔に並べて統一感を持たせると、よりすっきりとした印象になります。リールは専用スタンドやガラスケースに並べて飾ることで、コレクション性を引き立てることができます。
ルアーはクリアケースに入れて壁面に並べたり、フックを使って吊るしたりすると、カラフルな色合いが空間のアクセントになります。釣果写真やフィッシングマガジンの切り抜き、釣行先のマップなどをフレームに入れて飾るのも、個性的でおしゃれな演出です。ディスプレイする道具は定期的に入れ替えることで、いつも新鮮な気持ちで釣り部屋を楽しめます。
汚れや湿気に強い素材選定
釣り部屋は、濡れた道具や汚れた装備を扱う場所であるため、床や壁の素材選びが非常に重要です。見た目の良さだけでなく、耐久性やメンテナンス性を重視した素材を選ぶことで、長く快適に使える空間になります。
床材には、タイルやクッションフロア、防水フローリングなど、水や汚れに強い素材がおすすめです。特にタイルは耐久性が高く、汚れてもサッと拭き取れるため釣り部屋に最適。土間仕上げにすれば、濡れた状態のまま道具を置いても安心です。
壁材は、防水性のあるパネル材や撥水加工された塗装を選ぶと、湿気やカビの発生を抑えられます。珪藻土や調湿効果のある素材を部分的に取り入れると、湿度コントロールにも効果的です。また、棚や収納家具には、樹脂製やステンレス製など錆びにくい素材を選ぶと、長期間美しい状態を保てます。素材選びにこだわることで、おしゃれさと実用性を両立した釣り部屋が完成します。
釣り部屋の収納アイデア

釣り部屋の使い勝手を大きく左右するのが、収納計画です。ロッドやリール、ルアー、ウェアなど、釣り道具は種類も量も多く、整理整頓が難しいと感じる方も少なくありません。しかし、適切な収納アイデアを取り入れることで、必要なものがすぐに取り出せて、メンテナンスもしやすい快適な空間が実現します。
収納を考える際のポイントは、「使用頻度」と「道具の特性」に応じた配置です。よく使う道具は手の届きやすい場所に、大型の道具は専用スペースを確保するなど、動線を意識した収納づくりが重要です。
ここでは、釣り道具の種類別に実用的な収納アイデアをご紹介します。限られたスペースを有効活用して、機能的な釣り部屋を目指しましょう。
ロッド収納
ロッドは釣り道具の中でも長さがあり、保管方法に注意が必要なアイテムです。適切に収納しないと、変形や破損のリスクがあるため、専用の収納スペースを確保することが大切です。
壁面を活用したロッドホルダーは、省スペースで多くのロッドを収納できる定番の方法です。横置きタイプや斜め掛けタイプなど、部屋のレイアウトに合わせて選べます。ロッドを立てかけるスタンド式の収納も人気で、出し入れがしやすく見た目もすっきりします。
天井近くのデッドスペースを利用して、天井吊り下げ式のロッド収納を設けるのも効果的です。使用頻度の低いロッドや予備のロッドを保管するのに便利で、床面積を圧迫しません。複数本のロッドを所有している方は、ロッドの長さや種類ごとに収納場所を分けると、管理がしやすくなります。大切なロッドを長く使うためにも、通気性の良い場所に収納し、直射日光を避けることを忘れずに。
リール・小物・ルアーの収納

リールや小物、ルアーは種類が多く細かいため、整理整頓が難しいアイテムです。しかし、適切な収納方法を取り入れることで、必要なときにすぐ取り出せて、紛失や破損も防げます。
リールは専用の棚やケースに保管するのがおすすめです。オープン棚に並べればディスプレイとしても楽しめますし、ホコリが気になる場合はガラス扉付きのキャビネットを選ぶとよいでしょう。使用後は軽くメンテナンスしてから収納する習慣をつけると、リールの寿命も延びます。
ルアーは透明なケースや仕切り付きのボックスに種類別・カラー別に分けて収納すると、一目で在庫が確認できて便利です。壁面に有孔ボードを取り付け、フックを使ってルアーを吊るす方法も、見た目がおしゃれで実用的。ライン、スナップ、シンカーなどの小物類は、引き出し式の小分けケースや工具箱タイプの収納ボックスにまとめると、散らかりにくく管理しやすくなります。
クーラーボックス・ウェーダー・ライフジャケットの置き場
クーラーボックスやウェーダー、ライフジャケットなどの大型装備は、かさばるため専用の置き場を確保することが重要です。適切に収納しないと、部屋が圧迫されて使いづらくなってしまいます。
クーラーボックスは、床置きスペースを確保するか、キャスター付きの台車に乗せて収納すると移動が楽になります。使用後は必ず中を洗って乾燥させてから収納し、蓋を少し開けた状態で保管するとカビやにおいの発生を防げます。複数サイズを持っている場合は、重ねて収納できるタイプを選ぶと省スペースです。
ウェーダーやライフジャケットは、ハンガーラックやフック収納が便利です。壁面にフックを取り付けて吊るせば、型崩れを防ぎながら通気性も確保できます。専用のハンガーラックを設置すれば、帽子やグローブ、レインウェアなども一緒に掛けられて、釣行の準備がスムーズになります。濡れたまま保管すると劣化の原因になるため、乾燥させてから収納することを心がけましょう。
干す・乾かす・洗うの動線づくり
釣り部屋を快適に使うためには、「洗う→乾かす→収納する」という一連の流れがスムーズに行える動線づくりが欠かせません。この動線が整っていないと、道具が濡れたまま放置されたり、メンテナンスが面倒になったりして、釣り部屋の機能が十分に発揮されません。
洗い場は、釣り部屋の入口付近や屋外に隣接した場所に設けると、帰宅後すぐに道具を洗えて効率的です。洗った道具を一時的に置けるカウンターやラックがあると、さらに作業がしやすくなります。
乾かすスペースは、通気性の良い場所を選ぶことが重要です。壁面に物干しバーやハンガーパイプを設置すれば、ウェーダーやライフジャケット、タオルなどを吊るして乾燥できます。小物類は水切りカゴや専用ラックに並べて自然乾燥させましょう。窓の近くや換気扇のある場所に干しスペースを設ければ、湿気がこもらず快適です。乾いた道具をそのまま収納場所へ移動できるよう、動線を短く設計することがポイントです。
釣り部屋をつくる際の注意点

釣り部屋を快適に長く使い続けるためには、設計段階でいくつかの注意点を押さえておくことが大切です。機能性やデザインにこだわることも重要ですが、換気や防臭、湿度管理といった「見えにくい部分」への配慮を怠ると、後々トラブルの原因になりかねません。
特に、釣り道具は水や汚れを伴うことが多く、適切な対策をしないとカビやにおい、道具の劣化といった問題が発生しやすくなります。また、生活空間に汚れやにおいが広がらないよう、間取りや設備面での工夫も必要です。
ここでは、釣り部屋をつくる際に押さえておきたい注意点を具体的に解説します。事前にしっかり対策しておくことで、ストレスなく趣味を楽しめる空間が完成します。
換気計画(窓位置・換気扇・除湿)
釣り部屋において、換気計画は最も重要な要素のひとつです。濡れた道具や汚れた装備を保管する場所だからこそ、湿気やにおいがこもらないよう、しっかりとした換気設備を整えることが必要です。
窓は、できるだけ対角線上に2カ所以上設置すると、自然な風の流れが生まれて効率的に換気できます。窓を開けにくい環境や、プライバシーが気になる場合は、高窓や地窓を活用するのも有効です。さらに、換気扇を設置すれば、天候に左右されず常に空気を入れ替えることができます。特に、洗い場や乾燥スペースの近くに換気扇があると、湿気を素早く排出できて便利です。
湿度が高い時期や梅雨時には、除湿機やサーキュレーターを併用することで、カビの発生を防ぎ、道具の劣化も抑えられます。湿度計を設置して定期的にチェックする習慣をつけると、快適な環境を保ちやすくなります。換気計画をしっかり立てることで、清潔で快適な釣り部屋を長く維持できます。
におい・汚れが広がらない間取り設計
釣り部屋を設ける際、生活空間ににおいや汚れが広がらないよう、間取り設計に工夫を凝らすことが重要です。特に家族と暮らす住宅では、釣り部屋とリビングや寝室をしっかり分離することで、快適な住環境を保つことができます。
おすすめの間取りは釣り部屋を玄関やガレージに隣接させ、生活空間を通らずに直接アクセスできる配置にすることです。廊下やリビングを経由せずに釣り部屋へ出入りできれば、においや汚れが家の中に広がるリスクを大幅に減らせます。
また、釣り部屋と居住スペースの間に扉を設置することも有効です。引き戸や開き戸でしっかり仕切ることで、においの拡散を防ぎ、来客時にも目隠しになります。さらに、釣り部屋の床材や壁材を、汚れが落としやすく防臭効果のある素材にすることで、日常的なメンテナンスも楽になります。間取り設計の段階でこうした配慮をしておくことで、家族全員が心地よく暮らせる住まいが実現します。
釣り道具の劣化を防ぐ湿度管理
釣り道具を長持ちさせるためには、湿度管理が欠かせません。ロッドやリール、ルアーなどは湿気に弱く、適切に管理しないと錆びやカビ、変形などのトラブルが発生しやすくなります。
釣り道具の劣化やカビを防ぐためには、湿度は40〜60%程度を目安に管理すると安心です。湿度が高すぎるとカビや錆びの原因となり、低すぎるとロッドのコーティングや樹脂パーツが劣化する可能性があります。釣り部屋に湿度計を設置して、定期的にチェックする習慣をつけましょう。
湿度が高くなりがちな梅雨時や夏場は、除湿機やエアコンの除湿機能を活用するのが効果的です。また、リールやルアーなど特にデリケートな道具は、密閉容器に乾燥剤を入れて保管するとさらに安心です。逆に冬場の乾燥時期には、加湿器を使って適度な湿度を保つことも大切です。
濡れたままの道具を放置しないことも重要なポイントです。使用後は必ず水気を拭き取り、しっかり乾燥させてから収納する習慣をつけることで、道具の寿命を大幅に延ばすことができます。
趣味としての釣りを楽しむ家の実例
ここからは、実際に釣り部屋を取り入れた家づくりの実例をご紹介します。間取りや収納、動線の工夫など、これまで解説してきたポイントを実際にどう形にしているのか、具体的な事例を通して見ていきましょう。
駐車場とつながる「ゼロ動線」の釣り部屋

熊本県三角町に建てられたY様邸は、釣りを趣味とするご主人のために、駐車場と直結した釣り部屋を設けた実例です。深夜や早朝の釣行が多いご主人にとって、家族を起こさずスムーズに出かけられる動線づくりが最大のテーマでした。
釣り部屋は寝室から最も遠い位置に配置し、専用の出入り口を設置。部屋のすぐ横に車を駐められるようにすることで、釣り道具の積み込みや釣果の運び込みが数歩で完結する「ゼロ動線」を実現しています。重たいクーラーボックスや大量の釣り道具も、無駄な移動なく出し入れできるため、準備も片付けもストレスフリーです。
豊富な釣り道具を収納できる専用スペースは、ご主人の夢だったそうで、趣味を存分に楽しむための工夫が随所に施されています。家族の生活リズムを妨げず、それでいて自分の趣味を思い切り楽しめる。そんな理想的な家づくりのお手本と言えるでしょう。
西海岸風の外観と開放的な平屋の中で、家族それぞれの「こう暮らしたい、こう楽しみたい」が実現された住まいです。
注文住宅の施工事例:「こう暮らしたい、こう楽しみたい」を描いた西海岸風の家。
ガレージ下で魚の下処理ができる家

熊本県玉名市に建てられた Y 様邸は、釣りが趣味のご主人の暮らしに寄り添いながら、奥さまの「魚のにおいを家の中に持ち込んでほしくない」という希望に応えるため、ガレージで魚の下処理まで完結できるよう計画された住まいです。趣味と日常の両方を大切にできるよう、においや汚れが室内に入りにくい動線が丁寧に設計されています。
家のシンボルでもある大きなガレージは、車の駐車スペースとしてはもちろん、釣行後の作業場としても十分な広さと使い勝手を備えています。道具の片付けや下処理などを外で完結させやすく、ご主人が釣りの作業をまとめて行える使い勝手のよい作業スペースとして活用されています。
外観はグレーと白を基調にしたモダンなデザインで、ガレージとの一体感が美しい佇まい。室内には奥さまのこだわりであるすっきりとしたキッチンや、家事がしやすい動線がしっかり反映され、日々の暮らしやすさも大切にされています。ご主人の趣味と、奥さまの“におい対策”という現実的な悩みをどちらも満たした、バランスの良い住まいです。
注文住宅の施工事例:故郷で家を建てたい。 グレーが映える ガレージのある家。
熊本で釣り部屋のある家づくりなら「アイ-ウッド」

釣り部屋のある家づくりを実現するには、趣味への深い理解と、それを形にする設計力が不可欠です。熊本の注文住宅メーカー「アイ-ウッド」では、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた自由設計の住まいをご提案しています。
釣りという趣味を存分に楽しむための動線計画、収納アイデア、換気や防臭対策まで、経験豊富なスタッフが丁寧にヒアリングしながら、理想の釣り部屋を一緒に形にしていきます。ガレージと一体化した釣り部屋や、土間続きの専用スペース、屋外洗い場の設置など、実例で培ったノウハウを活かしたご提案が可能です。
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さらに、停電時でも安心なV2Hシステムを搭載しており、電気自動車から電力を供給できるため、快適で安心な暮らしを送ることができます。
愛車と過ごす時間、趣味を楽しむ時間、家族と過ごす時間。「アイ-ウッド」ではこれら全てを叶える、新しいライフスタイルをご提案いたします。
ぜひ、本社総合展示場にお越しいただき、「アップルNEOガレージ」の魅力を実際にご体感ください。経験豊富なスタッフが、あなたの理想の住まいづくりを全力でサポートいたします。
