住宅購入、決断できないのはなぜ?不安を解消するヒント
- お役立ちコラム
住宅の購入は、人生で最も大きな買い物だと言えるかもしれません。
だからこそ、「本当にこれで良いのだろうか」と決断に迷ってしまう人は多いのではないでしょうか。
そんなときに抱く、誰もが感じたことのある不安や疑問について、一つずつ見ていきましょう。
住宅の購入に悩んだら、まずは資料を見てみませんか?
一歩踏みだすための情報を、ぎゅっと詰めてお届けします📘✨
住宅購入に踏み切れないのはなぜ?誰もが抱える5つの不安
下の表は株式会社AlbaLinkがマイホームが欲しい人の不安になることを調査した結果をランキング形式にしたものです。
お金のことや、生活環境などについて多くの不安が挙げられました。
マイホーム購入にあたり不安になること | n=480 (複数回答) |
---|---|
1. ローン返済・維持費捻出できるか | 367人 |
2. 近所付き合いがうまくいくか | 74人 |
3. 生活環境がいいか | 38人 |
4. 生活環境の変化に対応できるか | 32人 |
5. 満足いく家が購入できるか | 27人 |
6. 災害が起こらないか | 25人 |
7. ローンの審査に通るか | 16人 |
出典:株式会社AlbaLink マイホーム購入の際に不安になることランキング
ここでは、多くの人が共通して抱える5つの不安をご紹介します。
住宅ローンを払い続けられるか心配
住宅購入では、ほとんどの場合で住宅ローンを組みます。
人生で最も大きな買い物だからこそ、「頭金の資金は十分なのか」「何十年と続く返済を、本当に続けられるのだろうか」と不安に感じる人もいるでしょう。
賃貸にはなかった家の維持費や固定資産税といった諸費用も、新たな不安を生むかもしれません。
たとえ毎月のローン返済額を抑えられても、見えないお金の心配は尽きないものです。
特に、子育てや教育費がかかる現役世代は、毎月の支払いが家計を圧迫しないか心配になるでしょう。
働き方が変わったり、収入が減ったりした場合を考えると、なかなか一歩を踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
関連記事:新築一戸建てにかかる諸費用ってどのくらい?購入前に知っておくべきこと
ライフスタイルの変化に対応できるか不安
住宅の購入は、今の暮らしだけでなく、これからの人生にも大きく関わってきます。
例えば、転勤や転職で住む場所が変わるかもしれません。 家族が増えたり、子どもが独立したりと、家族構成が変化することもあるでしょう。
また、子どもの進学先まで考えると、立地の条件が厳しくなることもあります。
今の生活には理想的でも、将来の変化に対応できるか考えると、なかなか決断には至らないものです。
もっと良い家が見つかるのでは?という懸念
住宅探しは、まるで運命の相手を探すようなものかもしれません。
「この物件も素敵だけど、もしかしたらもっと良い家がまだ出てくるのでは?」と、探し続けてしまう方もいるでしょう。
色々と悩んでいる内に、その土地や家が他の人に購入されてしまうという事例もよくあります。
環境への不安
住宅は、買って終わりというわけではありません。
「 その土地の治安がどうなのか、騒音はどうなのか」住んでみないとわからないこともたくさんあります。
建物に対しては、「地震に強い構造になっているのか」 素人目には判断が難しい部分がたくさんあり、施工会社を信頼しなければならない部分もあります。
専門的な知識がないまま施工会社なのかどうかも、見極めるのは難しいかもしれません。
自分で調べれば調べるほど、確かめたいことは膨大になり、身動きがとれなくなってしまうという人も多いかと思います。
老後の生活への不安
老後の生活費や自身の寿命について考えると、お金に関する不安が湧いてくるのではないでしょうか。
万が一、病気や介護が必要になった場合、想定外の出費が増えることも考えられます。
さらに、今検討している家が本当に最後まで安心して暮らせる家なのか心配な気持ちもあるかと思います。
例えば、家の中で段差が多いと、足腰が弱くなったときに不安を感じることも。
公共交通機関が少ない地域では、運転ができなくなったときの移動手段も心配になりますよね。
また、少し年齢を重ねてから、シニア世代が住宅購入を検討する際には、お金への不安がより現実的になり、どれくらいのローンが組めるのか、返済していけるのか、年金や貯蓄で安心して生活できるのか気掛かりになるでしょう。
決断できない状態から一歩踏み出すための6つの方法
漠然とした不安を抱えたままでは、いつまでたっても住宅購入の決断はできません。
ここでは、その不安を解消し、決断するための具体的な方法をいくつかご紹介しましょう。
具体的な返済シミュレーションで不安の正体を明らかにする
まず、住宅ローンの返済シミュレーションを活用し、不安の正体をはっきりさせてみましょう。
月々の返済額だけでなく、金利が変動した場合や、繰り上げ返済をした場合のシミュレーションも試してみるのがおすすめです。
シミュレーションの際は、将来のライフイベントも考慮に入れることが大切です。
例えば、子どもが独立するまでの期間や、定年退職後の返済計画も立ててみましょう。
さらに、万が一に備え、病気やリストラで収入が減った場合のシミュレーションも行っておくと安心です。
また、シミュレーション結果だけでなく、購入後の維持費(例えば外壁塗装や屋根塗装、庭木の剪定費用など)も何年後にどれくらい費用が必要になるのか見据えておくと、適切な計画が立てられて、漠然とした不安が解消されるかもしれません。
関連記事:家を買うのに必要な年収とは?年収200万〜600万円の返済プランや買える家を解説
近隣トラブルへの不安は調査会社を利用して解消
人や近隣とのトラブルは、新しい生活を始める上で大きな不安要素の一つかもしれません。
特に、住んでみないと分からない人間関係の悩みは、決断を鈍らせる原因にもなります。
そこで有効なのが、隣人・近隣トラブル予防調査会社などを利用することです。
これらの会社は、契約前に近隣の住人の生活スタイルや過去のトラブルの有無を調査し、報告してくれます。
具体的には、騒音やゴミ出しのマナー、ペットの飼育状況など、自分ではなかなか調べられない情報を得ることができます。
もちろん、調査結果が全てではありませんが、客観的な情報を得ることで、より安心して家を購入するための判断材料になります。
トラブルを未然に防ぐための一つの手段として、検討してみるのも良いでしょう。
住宅購入のタイミングを具体的に決める
「いつか家を買いたい」と思っていても、その「いつか」はなかなか訪れないものです。
実は、「決断をしやすいタイミング」はいくつかあります。
結婚・出産
結婚や出産は人生の大きな転機であり、この時期に住宅の購入を決断する人が多くいます。
特に30代は住宅ローンを組む最後のチャンス。
例えば30歳で35年ローンを組めば、完済は65歳と定年を迎える頃になります。
年金生活でのローン返済は難しいため、定年までに完済できるよう、逆算して30代のうちに購入を検討するのがおすすめです。
家族が増えたとき
家族が増え、今住んでいる賃貸物件が手狭になったときも、住宅購入を検討するいいタイミングです。
2人目の子どもが生まれたり、親と同居したりする場合、4LDKのような広い間取りの賃貸物件はなかなか見つかりません。
そのため、居住人数が増えて広い住まいが必要になったタイミングは、住宅購入を決断しやすいときといえるでしょう。
子どもが独立したとき
子どもの独立も、住宅の住み替えを考えるいい機会です。子どもが巣立った後は、老後の生活を見据えた住まいを考えやすいタイミングです。広すぎる家は掃除が大変だったり、車がないと移動が難しかったりします。駅や病院が近いコンパクトな家への住み替えを検討するのもいいでしょう。今の家を売却した資金で新しい家を購入できれば、新たなローンを組む必要もありません。
その他
貯蓄額がこれくらいになったら」といったように、具体的な目標を設定してみるのもいいでしょう。
ゴールが見えることで、行動しやすくなるはずです。
完璧を求めない
理想を追い求めることは大切ですが、完璧な家は存在しないことを知ることも重要です。
「100%理想通りの家」を探し続けるうちに、本当に大切なものを見落としてしまうこともあります。
譲れない条件と、妥協できる条件を明確にしてみましょう。
「理想に近い家」と出会ったときに、後悔しない決断ができるようになるかもしれません。
理想の暮らしを具体的にイメージする
物件を探すとき、ついつい間取りや立地といった「家の条件」ばかりに気を取られてしまいがちです。
しかし、大切なのはその家でどんな生活を送りたいかということ。
週末は庭でバーベキューをしたいのか、それとも広いリビングでのんびり過ごしたいのか。
理想の暮らしを具体的にイメージしてみると、家選びの優先順位が自然と見えてくるはずです。
住宅を購入するメリットを考える
大きな決断には現状維持バイアスが働き、住宅購入のデメリットばかりに目が行きがちですが、住宅を購入することで得られるメリットももちろんあります。
経済的なメリット
賃貸の場合、家賃をいくら支払っても資産にはなりませんが、持ち家は住宅ローンを完済すれば土地と建物が自分の資産となります。
月々の支払い額は同程度でも、将来的に資産として残る点は大きな魅力です。
精神的な安定感
持ち家は、自分の資産であるという安心感や、定年後の住居に対する不安を軽減してくれます。
特に、60歳を過ぎると賃貸契約が難しくなる場合があるため、老後の住まいを確保できることは大きなメリットと言えるでしょう。
不安を乗り越え、理想のマイホームを手に入れよう
住宅購入は人生の大きな決断であり、不安を感じるのは自然なことです。
しかし、その不安を具体的にすることで、解決策は見えてきます。
理想の暮らしを思い描き、一つずつ課題をクリアにし、理想のマイホームを叶えましょう。
アイウッドには、二世帯住宅や夫婦二人暮らしに最適な平屋、憧れの西海岸風の家など、多様な夢を持つお客様がご相談にいらっしゃいます。
夢のマイホームを叶えたお客様の声を掲載していますのでこちらもどうぞご覧ください。
私たちは、お客様との対話を大切にし、家族構成や日々の過ごし方、趣味、好きな色まで、細かくお伺いすることで、お客様とご家族のことを深く理解することを心がけています。
その上で、最適なデザインや設計を一つひとつ一緒に考え、理想の住まいを形にしていきます。
どんな些細なご要望やお悩みでも、ぜひお聞かせください。