間取りの基礎を知ろう!間取りを考える際のポイントを伝授!
- お役立ちコラム
一戸建てを購入する際に、必ず確認が必要になる間取りは、その住宅で快適に過ごせるかどうかを決める重要なポイントです。今回は、間取りの基礎と、間取りを考えるときのポイントをご紹介します。
そもそも、間取りとは?
「間取り=家の建坪」ではありません。「家の建坪」というのは、家そのものの面積のことで、「間取り」はその面積をどのように部屋に割り振るかという、家の中の区画についての計画を表記したものになります。
そのため、間取りの数が大きいから広い家、少ないから狭い家とは限りません。あくまでも、ある一定の面積の家の中をどのように区切ったか、という、区切り方についての表記が間取りなのです。
間取り表記には基本ルールがある
間取りには、独特の表記ルールがあります。基本的なルールは、以下の通りです。
- 数字…部屋の数
- アルファベット…目的が限定された部屋
「目的が限定された部屋」を表すアルファベットの種類はいくつかありますが、代表的なものは以下の通りです。
- L=リビング(居間)
- D=ダイニング(食事をする場所)
- K=キッチン(台所)
- WICもしくはWCL=ウォークインクローゼット(衣類収納用小部屋)
また、現在ではLDKと書かれていた場合、L+D+Kではなく「リビングダイニングキッチン用途の12帖以上の広い部屋」という意味で使われることが多いです。
間取りを決める際には、家具の配置も考えよう
間取りを考える時、ただ漠然と図面を眺めるのではなく、その間取りで過ごしやすいのかどうかを考えるようにしましょう。
例えば料理をする際、いちいち移動するのは非常に手間がかかりますね。そうならないよう、カウンターキッチンの場合、食器類や冷蔵庫は、カウンターの内部に無くては不便です。また、今ある食器棚や冷蔵庫を置くスペースがあるかどうかを考えて間取りを決める必要があります。
また、ダイニングからリビングのテレビが見える配置にしたい、テレビの前にはソファを置きたい、など、家具の配置には、家族のさまざまな希望が絡み合ってきます。しかし、背の高いソファなどを置いてしまうと、テレビが見えにくくなるなど、1つの希望を叶えたときに、別の面で不便が生じることもあるのです。
このようなことを防ぐためにも、間取りを決める際は、自分たちの希望を実現させたときに、本当に使いやすい部屋になっているかどうかということをシミュレーションしてみましょう。
家具の大きさも考慮した間取り
間取りを考える際は、今ある家具をきちんと配置できるかどうか考えることも大切です。嫁入り道具などでもらった洋服ダンスや、まだ使える食器棚など、新居に引っ越しても使い続ける予定の大型家具を書き出し、無理なく設置できるか確かめてみてください。
また、当然、新たな家具を購入する際にも、設置場所と家具のサイズをしっかり見比べて探すようにしましょう。
間取りは、一戸建て住宅で快適に過ごせるかどうかを決める、非常に重要なものです。間取りは住みはじめてから不便に感じたとしても、なかなか変えることができないので、どのような間取りが自分達に合うのか、よく考えて決めるようにしましょう。